あらすじ
バー〈森へ抜ける道〉の酒のつまみは難事件。パン屋を営む夫婦の妻が何者かに殺されたが、関係者は皆アリバイがあったり、動機がなかったり。一体誰が殺害を?(表題作) ウイスキーを片手にしたおじさんたちの他愛ないトークをスルーし、名探偵・桜川東子は宝塚ファン顔負けの知識でもって華麗な推理を繰り広げる。新たな登場人物も加わり、さらに賑わう人気シリーズ第6弾!
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Posted by ブクログ
大谷博子氏の解説より。
「このトークというか雑談というか与太話がシリーズの大きな楽しみであることは間違いないが、だが本筋はあくまでミステリだ。たとえ与太話とマスターの茶々入れを除くと五ページくらいでおさまってしまうとしても、(以下略)」
これですよ、これ。Exactly!って感じ。ヤクドシトリオの与太話が笑える。よくもまあこんなにも絶妙なツッコミ(しかも大半は工藤ちゃんの心の声)が入れられるなあと。
トリックがどうの、みたいなミステリではないが、モノの見方や与太話でとても楽しめる。
このシリーズはあと3作らしいが、マスターのはじけっぷりや東子さんの行く末?が楽しみ。
Posted by ブクログ
バー・ミステリシリーズ6冊目なんだと。これで5冊は読んだのかな。
解説にもあったけど、シリーズの最初はマスターはお酒のことを良く知っていて、ちゃんとしてたはずなのに、この本でも一人でハズシまくりで煩い。ヤクドシトリオのショーもないお喋りが好きなのに、イマイチ機能してないと思う。残念。
それでも、ポイントを突いてくる処はある。
♪額田の君は~ススキのかんざし~。
50年前の歌だ。くだらないなあ。もう笑ちゃったよ。
ミステリの解明部分は付け足しみたいなものかな。
鯨さんだから、オヤっと思う処はチョットは有ったかな。
未読のオペラ座の美女も探そうかな。