あらすじ
▼「ウェブ電通報」の話題コラム、待望の電子書籍化!
▼「会社員の男性」から見えた育休のリアル
政府が男性の育休取得率を「2020年までに13%」という目標を掲げるなか、
第1子誕生とともに6カ月間の育休を取ったコピーライター。
身近に経験者がいない“未知の領域”へ、どう立ち向かったのか?
1時間かけてランチは、なんて優雅。
仕事帰りに映画は、もはや貴族。
余暇など、宇宙の彼方に消えてしまった。
けれども、仕事の醍醐味に匹敵する、
「黄金の瞬間」が待っている。
不安・奮闘・面白さに満ちた「6カ月の育休+その後」
▼男性が育休を取る前に読んでおきたい、ガイドブックを超えた“シミュレーションブック”
「男が育休とって、何するの?」
「年収下がりそうだし、お金が心配」
「キャリアに響くんじゃ……」
男性がいざ育休を取ろうと考えても、
漠然とした不安や素朴な疑問をどこで聞けばいいのか?
本書は取得への道のり、職場復帰など、
一度はぶつかる問題を余すことなく伝える一冊。
▼「働き方改革」の先にある、新しい家族像のヒント
育休中にできることは、乳児の世話だけではない。
第30希望まで出せる壮絶な「保活」。
ルーティン化する育児で、マンネリに陥る毎日。
女性の職場復帰に伴う、時短勤務の現実。
それらは、夫婦二人が同時に体験することで、ようやく共有できるもの。
「夫婦で子育てしながら働く」とは、どういうことだろうか?
夫婦でいること、家族でいること、そして、働くということ。
それらを改めて見つめ直す、新世代のための本。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2021.01.22
夫に読んで欲しい一冊。
「育休」は“休暇“ではなく、本業が育児になる“育児休業“なのだ。これは言葉が悪いし、日本の上の方はここら辺を理解しておらず、不出来なのだ。
大変だけど愛おしく育っていく我が子“コケコ“と父親としての自信を顧みる。
1日のサイクル、保活、父よ母という立場と性差
気づきが、コピーライターの手腕で描かれていて、これがすごく良い。(三人の旅行の件、大変だけどとてもよかった)
知っておきたいことや、父親からとしての視点の気づきなど勉強になることも多いので、何はともあれ夫よ、この本を読んでおくれ!
Posted by ブクログ
全体の文章に装飾過剰な感はあったけど、要所要所で育児のモヤりどころを的確に言語化してくれているなと思った。さすがコピーライター。特に、週末の子育てイベントで出会ったパパさん達の育児話の「解像度の低さ」や「ハレの日とケの日」の話は読んでいて「うんうん。」と頷いてしまった。
最後の『ベニスに死す』のシーンは、同じく1才を子育て中の身として共感しかなく、胸がジーンとしました。
Posted by ブクログ
男性育休(特に中長期の)がまだまだ普及しない中、第一子誕生とともに6か月の育休を取得した電通のコピーライターの育休体験記。
一般のサラリーマンというにはちょっと違うかもしれないが、比較的長期の育休を取得した男性会社員の等身大の育休の記録として、育休を取得しようとしている自分としてもとても参考になった。