あらすじ
小学5年の竜也は、自分より運動も勉強も苦手な友達の光平が、25メートルを泳げるようになって、読書感想文も早く終わらせたことに驚いていた。光平は、おばあちゃんからもらった日記を書くようになって、別人のように変わった。そこで竜也は、光平の「未来のことを過去のように書く」というのをまねして日記を始めた。最初は、「お年玉を2万円ゲットした」とか、「書き初めで『一念発起』と書いて提出した」など簡単な願いを書いて、6つの望みをすべてかなえた。そして、「運動会で、色組対抗の応援団長になった」と書いたら、ラッキーなことがあって実現した。ところが、「校内なわとび大会で三位内に入った」は、去年、得意のあやとびでも21位だった竜也には高すぎる目標だった……。努力して望みをかなえるなんてかっこ悪いと思っていた竜也が、友達の影響で少しずつ努力し、成長していく姿を描いた物語。『願いがかなうふしぎな日記』の続編。
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Posted by ブクログ
「亡くなった祖母から買ってもらった日記帳に書いた内容が実現した」と言っている友人を半信半疑で同じことを始めて見た物語だった。
その結果、実現しなかったことが いくつかあったが、運動会の団長になれたり、あや跳びが今まで83回だったのに、特訓したら138回になったりなど、成長が見られて、とても嬉しかった。
Posted by ブクログ
「願いがかなうふしぎな日記」の続編にあたる作品。
目標が達成できないと、環境のせいにしたり、自分を責めたりしがちだけど、
「もしきみが失敗したというなら、それは目標の立て方そのものに失敗したんだよ。」
というおじいちゃんの言葉はいいな、と思った。
目標は高ければ高いほどいい、ということもよく聞く気がするけれど、達成感を味わえることがまず最初。
一歩一歩進んでいきたい、と思いました。
読むのは難しくなく、高学年におすすめ。