あらすじ
現代の死神業は、ブラック職種!人遣いの荒い上司に酷使され、次々とターゲットをあの世に送っていた西野。その甲斐あって、ノルマの10人斬り達成まであと一人というところまでこぎ着けた。しかし、最後のターゲットは西野が現世で結婚していた最愛の女性だった。生前の記憶は奪われていた西野だったが、ターゲットと接するうちに、死神に芽生えるはずのない感情が次々と現れはじめ……。記憶をなくしても人は同じ人を愛することができるのか!?
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Posted by ブクログ
ものすごいブラック企業だな。と死神の職場を見ると思ってしまう。何のためにやっているのかも分からないと辛くなることもありそう。そんな職場(?)で働く西野が、自分が遺した妻のところに派遣される話。死神なのだから、命を取ろうとするのだろうな。と思いながら読んでいたけれど、それを忘れるくらい楽しそうに料理を食べているのが印象的だった。西野と咲良と翔太が楽しそうにしているところをもう少し見ていたかった。
Posted by ブクログ
死神の仕事についてしまった主人公の次のターゲットが、まさかの元妻とか普通では考えられないような設定。すぐに斬るわけでなく、ターゲットと暫く過ごす時間があるのも面白い。最後には温まる場面もあり、面白かった。
Posted by ブクログ
目的も期間も具体的な方法も教えてもらえないまま、10人殺せば褒美が貰えるとだけ教えら、死神として働く主人公。仕事の進捗がないと、上司と同僚全員から罵られ、暴力を振るわれる。
そんな苦痛から逃れるため、本心に反することを仕事と言い訳しながら行う描写は、現実のブラック企業ってこんなんなんだろうなあと納得してしまう。
ラストシーンはいいお話。
Posted by ブクログ
死神の仕事とはいえ、自分の奥さんを死なすのは
違和感を感じました。テンポが悪く、なんとか読み切り
ました。連作短編ではないので、読みにくかったです。
「幸福堂書店はじめました。」は面白かった
のですが、作風が変わったのかな~