あらすじ
絶世のブスだし、何の取り柄もないけど、そんな自分に固執してしまう―。
「人と比べたらキリが無い」とか、「誰もアンタのことなんか見てない」とか言われるけど、そうやって自分の辛さを否定しなくても良い。
女の子は誰だって「一番かわいい」って言われたい。褒められたいし、愛されたいんだよ。
●1回の「ブス」は100回の「かわいい」を持ってしても取り消せない
●かわいくなりたいと死ぬほど願ってるのに顔面も体型も私について来ない
●休みの日に1人で友達のキラキラしたインスタ見て勝手に死んでる
●ブスだからネガティブになるのにネガティブなブスほど嫌われるものってないから世の中クソ
●ブスにも平等に優しい男、だいたい美人な彼女がいる
●彼氏がいなけりゃ楽だろうけど、ふとした瞬間に手を繋ぐ相手がほしくなるんだよ
恋や生き方にまつわる女子の苦悩を、毒気を含みながらもさらけ出す、共感度大の一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
色々な意味で刺さった。
まず私が普段モヤモヤしていたり、なんとなーく違和感を覚えたりする事象を、そのまま言語化していて、そうそう!だとか、あーなるほどそういうこと!となることの連続だった。
また対照的に、自分が言われる立場として刺さる部分も多かった。無意識にやってしまっていること、図星な部分も多くあって、そこがズタボロに書かれていた。気をつけようと反省した。
私は今好きな人がいる。
昔からあまり人を恋愛的に好きになることが少なく、周りの恋愛事情を見聞きしては、理性的なアドバイスや感想を言っていた。しかし今はその子たちの気持ちがよく分かるし、この理不尽な気持ちに折り合いは付けれなくて、ひたすらモヤモヤしていた。それについてもまるっと言語化してくれていて、私が共感するというより、作者が私に共感してくれている気持ちになりながら読み進めていた。
総括して、読んでよかったと思う。悩みが消えるわけでも、性格が良くなるわけでもないが、それでも読んでよかった。手元に置いておきたい一冊。
誰でも感じたことのある劣等感
共感できるものしかなかったです
誰もが隠し持っている劣等感なのかも
自分だけじゃないんだろうな
って少し生きたい気持ちが湧いてきます
Posted by ブクログ
自分のことを書かれているみたいだった。だからか、驚きや新たな発見は少ない。自分の考えや想いが目の前にあるから共感というより、感情無しで読んでいた気がする。そういった意味で、読んだことによる学びを得た感覚や、感情の昂りによる充実感という部分での私の評価は高くならないが、自分みたいな人もこの世界に生きているんだなぁと知る機会になった。そしてこれが、多くの女性の手にわたり、「わかる〜〜!」と共感を呼ぶ一冊なのだとしたら、私と同じように悩み考える人は、自分が思っているよりたくさんいるんだろうなと思えた。その点では、今の私が読んでよかったのかもしれない。