あらすじ
おれ、警察官!
震えちまうほどリアルだぜ!
新人警官が再会したかつての親友は殺人事件を起こしていた――
どうして、ここにお前が?かつての親友が事件現場に・・・
六年前、機動捜査隊の辰見らに補導された二人の少年のうち、粟野力弥は、警察官になるべく卒業配置の交番勤務中だ。彼は臨場した事件現場近くで、かつての親友・鈴木聖也に遭遇し、その影を追いはじめる。覚醒剤がらみの事件は次々と死を呼び、機捜の刑事たちも真相に迫る。同じ自転車に乗ってた二人の運命が交差する、慟哭のシリーズ第10弾!
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Posted by ブクログ
浅草機動捜査隊シリーズ、10作目。
今作のキーパーソンは粟野力也。シリーズ2作目「月下天誅」で辰見と小沼に補導されていた少年であるが、小沼に憧れ、今作では警察官の卵に。シリーズ読者としては馴染みがあって、感慨深いです。そして、もう一人の補導少年だった聖也が真逆の人生で、、、彼らのその後が読めるのはシリーズならではで嬉しい限りですが、あまりにもやるせない悲劇的な結末だったので、思わず天井を仰いでしまった。彼の代わりにと言っては何だが、粟野くんには正しい、強い警察官になってほしいと願うばかり。
捜査一課に行った小沼の代わりとばかりに新しく入ってきたSAT上がりの本橋さん。オリンピック期間限定だったような記憶があるのですが、オリンピックが一年先延ばしになってしまいました。それに伴い、本橋さんの配属も延長されるのでしょうか(苦笑)