あらすじ
高校3年生になったヤマトとカケルは、高校最後の遠足で鎌倉を訪れる。
カケルはクラス委員長の仕事もこなしつつ、ヤマトと鎌倉で楽しいひとときを過ごす。
そんななか、ヤマトに好意を寄せる藤原や、カケルと同じ班の水川に異変が…!?
芽吹いた想いが花開き、君の心に届く青春ボーイズストーリー第10巻!!
幼なじみの男子高校生の淡い恋心とすれ違い、「ただの幼なじみ」という関係性が少しずつ変わっていく様子が、丁寧かつとっっってもかわいらしく描かれています。
成績も外見もごくごく平凡なカケルは、周りの友人から「大原(ヤマト)とタイプが真逆」「仲が良いのが不思議」なんて言われたりするのですが、モンペ視点から言わせてもらうと、「外見で誤解されがちなヤマトのことをちゃんと理解していて、ヤマトのことを一番大事に考えているカケルこそヤマトの隣にいるべき!!!!(超早口)」です。
一言で表すならば、絶品の平凡受けBL。
カケルの悪いところを敢えて1つだけ挙げるとすれば、超絶鈍感なところ。ヤマトがそれとなく気持ちを伝えても、「ヤマトが俺のことを好きなはずない」とスルーしてしまうのです。しかし、それゆえにヤマトの隣であんなに無防備でかわいい顔を見せてくれるわけで……。モンペとしましては複雑極まりない気持ちです。
鈍感すぎるカケルと自分の気持ちを押し殺しすぎるヤマト。こんな2人ですから、物語はゆ〜〜〜っくりとしか進みませんが、ヤマトの「カケルに彼女ができたら嫌だ」発言、カケルがうっすらヤマトの気持ちに勘付きはじめる、修学旅行で先生から隠れようとしたらうっかり一緒のお布団に! などなど、胸キュンイベントが盛りだくさん。正直、心臓が休憩するヒマがありません!
おまけ4コマで、友人から「大原って性欲なさそう」と言われて、「あるよ」と極太フォントで返したヤマト。カケルとの関係が次のステップに進んだときの活躍、楽しみにしています!
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