あらすじ
知られざる日本技術の最先端がついに解禁!
エネルギー技術開発の先駆者が明かす世界が驚く日本技術が叶える未来とは
知られざる日本技術の最先端がついに解禁!
食料問題の解決、使うほど電気が増える「超電導文明」の誕生、太陽系外への宇宙航行......etc.
エネルギー技術開発の先駆者が明かす世界が驚く日本技術が叶える未来とは?
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船井総合研究所の創業者・船井幸雄氏が
認めた各界のプロ中のプロ20人の1人
電磁気技術の清水美裕氏による話題書
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白い! サブタイトルにあるように、「SFの世界を現実にする日本の技術」がわかりやすく解説されている。
「超電動」や「半導体」など、当たり前に使われている語彙を、改めて基礎から学ぶことができる。お得感もある。
「和」を貴ぶ日本人の気質や、古(いにしえ)から伝わる伝統技術を踏まえた上での技術解説が、浪漫とともに現実性をおびた論理展開になっている。
わくわくドキドキ感とともに読み進めることができる!
常識にとらわれない「創造的頭脳」が、今、求められているのだ!
Posted by ブクログ
最初はトンデモ科学本かと思った。しかしすぐに、考えを改めた。スマホだって少し前ならSFレベルの話だったのだ。確かなのは、様々な技術研究が今も人知れず行われているということ。数十年後になって「この技術、ずっと前に本で読んだことあった!」と思い返せる日が来たら、面白いだろうなぁ。
Posted by ブクログ
今年(2024)のGWの大掃除で発掘された本のレビューは大方終わりましたが、その前に娘夫婦が宿泊した時に大慌てでスースケースにしまい込んだ本があり、それらの本のレビュー書きを終了させたく思っています。
記録によれば今から丁度二年前(2022)の今頃に読み終わった本です、コロナ真っ最中で在学勤務が多く就業時間が終わって夜の電話会議が始まる合間に読んでいたような記憶があります。
私が大学生だった30年以上前に映画で見た技術のいくつかは実用化されているものもあります、ここで紹介されているSFの本の中で紹介されていた世界も日本の技術で現実になる例が示されています。レビューを書きながら、それらを振り返ってこれから私が生きている間にそれらを自分でも活用できれば良いなと思いました。
以下は気になったポイントです。
・技術は安心を生み出すためのものであって、恐怖を与えるための技術開発はこれからの21世紀には不要である、安心を与える技術こそ我々日本人の得意分野ではなかろうか。日本がスペインに侵略されなかったのは偶然ではなく、渡来した鉄砲を見た日本の鍛冶職人が簡単に複製して、さらに彼らのオリジナル以上の改良を可能にし、自分のものにしてしまったから。元々日本人は、一目で問題を発見し課題を解決する能力に長けている、その資質が21世紀にこそ発揮される(p6)
・2018年池井戸氏の小説を下敷きにしたドラマ「下町ロケット」でも自動運転トラクターが登場した。ロボット農業の実現は、決して物語中の絵空事ではなく、すでに複数の農機具メーカが開発、試験販売に踏み切っている。従来我が国のGPSシステムはアメリカの人工衛星に頼っていたが、JAXAが打ち上げた準天頂衛生システム「みちびき」がすでに4機稼動しており、2018年から正式運用が始まっている(p55)
・屋内で農作物を育てるビジネスには、太陽光に代わって人工光源が必要とされる、様々な光源が用いられてきたが、近年ではLED光源の利用が増えている。メリットは、熱を持たないために、植物が接触しても傷めることがないところ、ただ波長の幅が狭く用途によってデメリットになる(p60)
・導入されたものの中で、その後の日本文化に最も大きな影響を与えたのは「漢字」と考えられるが、それ以外で特筆すべきは「仏教」である。法隆寺、四天王寺、奈良の大仏が鋳造されて、新しい思想を我が国に定着させた。これらを今日、外来文化と思う日本人がほとんどいないように、先進的な技術や思想を自分たちの伝統文化と一体化させてしまうところが日本人の特徴である(p72)奈良の大仏は、完成までにほぼ10年、従事した人は延べ260万人(推定人口は700万人)(p74)
・最近の実績で「日の丸土木」の面目躍如と言えるのが、親日国として知られるトルコの「マルマライトンネル」である。ボスポラス海峡を海底で結ぶプロジェクトは「トルコ150年の夢」と呼ばれ、現地で大歓迎された。イスタンブールのヨーロッパ側とアジア側を結ぶ海底トンネルは、オスマン帝国時代のスルタン・アブデュルメジト1世の時代から夢見られていたから(p77)
・超電導構造体を用いた回路では、電気が流れると外からエネルギーが引き込まれ、電気が流れている回廊は温度が下がり、周囲の熱エネルギーを奪う現象が起こる。超電導回路では発熱ではなく、冷却効果が生じる(p109)
・重力の高速伝播は実際の観測でも観測されている、我々の住んでいる地球は、太陽の周囲を時速10万キロ以上の公転速度で運行している、さらに太陽系は天の川銀河の一部として、時速約86万キロ以上(秒速240キロ)で好転している(p149)
・現在、通信技術に使用しているのは「電波」であるが、途中に障害物があれば遮られる。波長の長い「超長波」だとある程度は水中に届くが、周波数が低いため多くの情報は送れない。将来的にはそうした制約を受けない通信技術が求められるはず。そのためには電波以上に伝播性の高い「振動」を使う必要がある。その振動とは、人間のみならず全ての生物が細胞と細胞群から発している振動、すなわち「想念」振動である(p161)現在試作に成功しているのが、想念振動をコンピュータ内の半導体素子で検知し、ソフトウェアを起動させるシステム「SSCAT」である(p161)脳波を読み取るようなヘッドセットを必要としない、想念は人間の身体から空間を自由に伝搬するため、コンピュータ内の検出部まで電線(導線)も必要ない、障害物で絶縁されない(p166)
・潜在意識とは「気が付かぬうちに身につけた強い癖」であり、その「癖」は母国語で教え込まれている。大人は子供に比べて、新しいもの(ゲームなど)に触れるまでの時間が子供より長いので、身体が無意識のうちに「くせ」として、できない・そんなバカな?を連発するが、子供はそうは思わないのでd切る(p176)
・想念センサーは人や生物の思念で素子内の電子分布を変える、その時「こうだ」と明確に思っていない曖昧な思念で向かうのと、「なれ」と思って向かうのとではどちらが強力に作用するだろうか(p177)想念センサーは言葉の意味に反応するのではなく、そこにイメージされる結果の状態を生み出そうとする強い想念、すなわち「思念」が素子の中の電子を動かす。人間の思考も振動である、脳は全身の細胞が発する想念を集約し、増幅する器官なのである。「思考」は、この世界に人が新たに生み出す振動だと言える(p192)
・文字は人の思念を伝えるテクノロジーではあるが、想いを増幅し、力を増すわけではない。想いを増幅できるとしたら、その方法は二つ。1)個人が高度に思いの密度を上げ得た場合、2)同じ想いを持つもの同士が、同じ時、同じことを集中して想いを重ね得た場合である(p203)「想う」とは「現実」を動かす「初動」である(p203)
2022年6月19日読破
2024年6月29日作成
Posted by ブクログ
まだ知られていないところで技術者がどんな研究をしているか知りたい人におすすめ。
【概要】
●地下ビル農場による農耕地不足の解消
●超伝導構造による電気の循環利用
●重力場宇宙船による宇宙航行
●想念センサーによる機器操作
【感想】
●他の文献等でお目にかからない技術を知ることができた。本当に実現できるのか?とも思ったが、他の文献等の情報と合わせると更に詳しいことが見えてくる。
例えば、超伝導はNICTの研究と照らし合わせてみる。これらの研究が融合すれば更に技術は進展するのだろうと思った。
●将来、これらの技術を用いて何ができるか。考えるにあたって有意義な内容であった。
Posted by ブクログ
AI・IoT・ロボット・MaaS。
これらが発展していく未来はすでに示されている。
今の科学技術の延長にある世界な訳だから、結構具体的な未来予想だ。
それに対して本書は「全く異なる」科学技術を示している。
反重力・無限に電力が使える循環器・最後はテレパシーだ。
確かにこれらが実際に開発が成功したら、社会を変える相当なインパクトだ。
しかし読めば読むほどSFと世界と感じてしまう。
本当にそうなのか?
「無理」と切り捨てていいのか?
AI・IoT・ロボット・MaaSだって、ほんの少し前まではSFだったんじゃないか?
今でこそ実現の未来が予想できるが、以前は虚構の世界だったはず。
だったら反重力だって、実現があり得ない話ではないはずだ。
「無限電力」だって実現したら、これは確実に世界が変わる。
この開発を日本が一番乗りで成功させたらスゴイ。
その先の未来はどうなるのか?
自分が生きている内に実現化してほしいと思う。
(2019/9/11)