あらすじ
特攻の町・知覧にある小さな食堂。そこには、特攻兵となり出撃してゆく少年飛行兵が集まってきました。彼らと食堂の家族が繰り広げた優しくて儚い物語。
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実話に基づく話は考えさせられる
幸福食堂(富屋食堂)に残る手紙には、検閲がある公式な通信(手紙)には書けない、特攻兵の本音が書かれた手紙が残っている。この漫画では、若い特攻兵の気持ちや、それを支えた知覧の人たちの気持ちを感じることができる。
Posted by ブクログ
『ペリリュー』もそうでしたが、絵が暖かく写実的ではないからこそ伝わる「恐ろしさ」があるように感じます。
いろいろな本で読んで、「特攻」がどういうものか知っているつもりでいたのですが、視点がかわるとなお一層辛さが増します。
特攻隊として出撃した兵士たちだけでなく、彼らを見送るしかできない周囲の人々の苦悩もまた、戦争の「悲劇」の一つです。
全4巻でコンパクトにまとまっているようなので、続刊も読んでみたいと思います。