あらすじ
全米で話題「礼節の科学」、ついに日本初上陸!
MBAで「職場の無礼さ」を研究する著者、20年間の集大成がこの1冊に凝縮!
一流のエリートほど、なぜ不機嫌にならないのか?
ビジネスでも、人間関係でも、最強の武器になる礼節の力を徹底解説!
《こんな職場から抜け出したい人必読。あなたもあなたの周りもきっと変わります!》
■些細なことで怒鳴ってくる、上司がいる
■部下が言うことを聞いてくれない
■アルバイトがまじめに働かない
■社長や経営陣が独善的すぎる
■お客さんが横暴なことを言ってくる
■成果を出しても、なかなか出世できない
■ストレスをついつい溜め込み過ぎてしまう
■仕事につながる人脈が築けない
《世界中から、絶賛の声が続々!》
「まさに最高のタイミングで書かれた最高の本だ。すべての人にとっての必読書」―ダニエル・H・ピンク(『モチベーション3.0』著者)
「読んでいて引き込まれる。ちょっとした言動が、いかに人間関係全体に大きな影響を及ぼすかがわかる」―ラズロ・ボック(『ワーク・ルールズ!』著者)
「これほど質が高く、有用で、しかも心に強く訴えかけてくるビジネス書は、ここ何年か読んだことがない」―ロバート・I・サットン(『あなたの職場のイヤな奴』著者)
「読めば、きっと現状を打破し、自信を持って前に進むための助けとなる」―パブリッシャーズ・ウィークリー
《誰でもできる! 仕事で成果を出すための戦略をエビデンスに基づき紹介!》
■なぜ、本当にできる人は礼節を重んじるのか
■あなたの礼節をチェックするリスト
■礼節を高めるための方法とは?
■まわりの礼節を高めてチームで成果をだす方法とは?
■あのマイケル・ジョーダンが大切にする2つの言葉
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
どのような人間になりたいか?
この問いを常に持ち続けることの大切さを学んだ。周囲から信頼されて信念を貫ける人間になりたい。周囲にいい影響を与え、自分も周囲から刺激を受け、成長し続けていきたいと思う。そのために礼節を重んじることはとても重要だと思った。
本書で示されている①笑顔を絶やさない②相手を尊重する③人の話に耳を傾ける、どれもできていなかった。他にも①与える人になる②成果を共有する③褒め上手になるといったことも守っていきたい。
人を指導する立場にあるが、守るべき価値観を伝え続けることの大切さや、自然に礼節が身につく環境や自分が尊重されていると思える環境を作ることの大切さも学ぶことができた。
身を守る方法として、目標を定めて進歩を実感する、自分を成長させてくれるものを見つける、社外で成功体験を積む、といったことが納得できた。他者の感情に振り回されず、過去のためではなく未来のために闘っていかなくてはならないと思った。辛い経験を思い出してその意義をあれこれ考えすぎるとマイナス思考から抜け出せなくなるので、そういった時は、どういう人間になりたいか、という未来と自分のことに集中したいと思った。
Posted by ブクログ
礼節ある人は、声がかかりやすい=仕事を得やすい。テニュアトラックの教授を選ぶ場合は礼節ある人が選ばれる。
無礼は無礼を呼び、礼節は礼節を呼ぶ。
10/5ウエイ=10フィートに近づいたら目を合わせてほほ笑む、5フィート以内に近づいたら挨拶をする。
モトリーフール社の取り組み=社員全員が全員の名前を覚えるとボボーナスが出る。最後に残った人はランチに誘ってくれといって、覚えた。
マイケルジャクソンは、コーチはコーチとして尊重した。
子どもは平均して一日400回笑う。大人で1日20回を超える人は30%しかいない。
相手を尊重する。
人の話しに耳を傾ける。
無意識の偏見に気を付ける=認知的過負荷によってステレオタイプな理解に陥りやすい。
何を与えるか=個人的リソースは与えなくてよい。情報的リソースや社会的リソースは与えてもよい。なくならないから。
自分だけの手柄にしない。
誉め上手になる=褒められた記憶は残りやすい。
評価をシェアして当事者意識を高める=社員の評価を共有する。
礼儀正しいことを当たり前にする。
サウスウエスト航空では、社員に対するときでも顧客に対するのと同じ敬意を払う、ことを理念としている。
辞めていく社員にも敬意を払う。
無礼な人に対処する方法は、自分が成功していると思うこと。成功しているとみなす人は強い。
逆境には、この逆境はどういう意味があると思うか、考える。
怒りは、過去のために戦うこと、未来のために戦うべき。
ジョーダンスピース(ゴルファー)の礼儀正しさは、人生に良い影響をもたらす。
20250116再読
礼節は自分の人も幸せにする。
グローバリゼーションにのって、礼節が悪化し続けている。無知が人を無礼にする。
理不尽な態度は思考力を奪う。
ゴア社の社長ケリーは、礼儀正しさで社長に選ばれた。良い人が勝つ、そういうことは想像するよりも多い。
マキャベリの教えは古い。
礼節がある人は仕事が得やすい。最後はどちらを選ぶか、になったとき、礼節のある人が選ばれる。
幅広い人脈が築ける。礼節がある人はリーダーにふさわしい。
人は尊重されると、自分に価値があると感じ、力を発揮できる。
「10/5ウェイ」3メートル以内なら目を合わせて微笑む、1.5m以内ならこんにちは、と声をかける。
印象の38%は、声や話し方で決まる。
毎日、日記を付ける。
食事、睡眠、運動、で自分を大切にする。
250人の会社で、全員が全員の名前を覚えられたら、賞与の20%の特別ボーナスを支給する、という課題を出した。
マイケルジョーダンの礼節を見習う。
温かい人は影響力が多く評価が上がる。そのためには礼儀正しく振る舞うこと。
笑顔を絶やさない=常に笑顔でいることは簡単ではない。意識して明るい感情を持つようにする。笑顔になれる出来事、子ども、趣味をもつ。それを意識的似考えれば笑顔になれる。誰かと会うときは、直前にそれを思い出す。作り笑いよりやりやすく、実効性がある。
10ドル分のスタバカードを社員に配る。使うときは、よく知らない職場の誰かを誘っておごらなくてはならない。
人の話に割って入りたい衝動にかられても、それをこらえる。
ワンランク上の礼節=与える人になると、自分の存在意味を感じれれる。情報リソースだけでなく、個人的リソースも分け与える。成果を共有する人になる=人をやる気にさせる方法でもある。褒め上手になる。
無礼な人を受け入れない。たとえ成功する人であっても、無礼な人はなにか問題を起こすかもしれない。無礼な社員にかかるコストは年間200万円。
「誤った人を採用するくらいなら、50人面接してもひとりも雇わない方がいい」ジェフベゾス。
経営理念として、顧客にどう接するべきか、だけでなく、社員同士お互いに敬意を持って接する、とするだけで礼節を重んじる企業になれる。ノースウエストの経営理念は、顧客、社員を区別していない。
ゴア社の礼節レベルは、360度フィードバックによる。この方法が効果があるのは、お互いに信頼があるときだけ。Googleでは、マネージャーフィードバック調査で、マネージャーの気遣いを評価している。モトリーフール社は、誰でも価値ある行動にゴールドを与えることができる。プロジェクトへの貢献、納期を守った、善い指導をした、など。ザッポス社のヒーロー賞=何か特別なことをしたときに誰でも与えられる。
改善の意思がない社員は解雇する。サウスウエスト社は無頼な顧客には、別の航空会社チケットを購入してあげる。
逆境にはどういう意味があるか、を考えることで無礼な態度をなくせる。
スピースのオーガスタでのスピーチの内容は感謝の言葉にあふれていた。全英オープンで4位だったとき、優勝選手を見届けて祝福した。