あらすじ
BTS(防弾少年団)ファンを中心に、SNSで大反響!
「日本語版、待ってました!」「冒頭のメッセージだけで泣ける」の声、続々!
韓国で60万部突破のベストセラー
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人と比べて、何になる?
誰かと比べて生きるなんて、もうやめたらいいよ。
韓国の若者を中心に大反響!
世界にたった一人しかいない“自分”を大切にして生きていくために、
忘れないでほしい70のこと。
■自分からみじめになってはいけない
■誰かの期待に応えようとしてはいけない
■自分以外の何者かになろうとしないこと
■自分が輝ける場所で生きていく
■すべての人に理解されようとしなくていい etc.
【著者について】
キム・スヒョン
イラストレーター・作家。まじめだけど深刻ぶらない、明るいけど軽くはない人。
美大には行ってないけれど、絵を描くのが好きで、デザインを勉強したことがある。文系とデザインのあいだにいて、現在はイラストを描き文章を書いている。
韓国では本書の他、3冊の著作がある。
◆Instagram⇒@217design
【翻訳者について】
吉川南(よしかわ・みなみ)
早稲田大学政治経済学部卒。書籍やテレビ番組の字幕など、幅広いジャンルの翻訳を手がける。
訳書に『「先延ばし」にしない技術』(サンマーク出版)、『TEAM OF TEAMS』(日経BP社、共訳)、『熱狂の王 ドナルド・トランプ』(クロスメディア・パブリッシング、共訳)などがある。
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Posted by ブクログ
この本自体は何年前に買ったのかな、思い出せる限りだと高校生だった気がする。数年越しに初めてちゃんと最後まで読んだ。読んだというよりは読めたというのが正解かも。というのも、買った時はウキウキで読もうとしたのだけど当時の私にとっては内容が難しくて、共感できること、理解できることが少なくて読めなかった、無理して途中まで読んだ記憶しかない。久しぶりに、今読みたいと思って若干の不安と共に手にとったのだが、まさかこんなにスラスラ読めるとは。自分の成長、色々な経験をしてきたんだなあ、考え方が変わったんだなあと嬉しくなった。まだまだ理解のできないページもあったが、すごく共感したり、すごく心に刺さったりするページがたくさんあって。本好きには怒られそうだが、何箇所も付箋を貼った。その中でもすごく心に残った1番大好きなページを今回の感想に残そうと思う。こんなキザな口調の感想はいつか見返したら恥ずかしくなりそうだけど今の気持ちを素直に書こうと思う。存分に恥ずかしくなってくれたらいい。
話をもどすと、126ページ。
「問題を抱えながら生きていく方法を学ぶ」。
『人から見たら取るに足らないこんな人生でも、私にとってはすべてだから。』
『あなたにとって最もいとおしい、あなたの人生だからこそ、しっかり生き抜いてほしい。心からそう思う。』
今の私にとって1番欲しい言葉がこのページに全て書かれていた。最近の私は、というか昨日(2025/05/20)、久しぶりに感情の波に襲われていた。バイトに向かう足がすくむ。体がいうことをきかなくなりそうな感覚。「ああ、きた。ひさしぶりのこの感覚。」そんなふうに感じた。何が原因かわからない。わかりたくないの間違いかもしれない。すごくしんどくなった。どこにいようが(今は実家を離れて石垣島にきている。)人の考え方の根本は、気持ちの癖の根本は、変わらないんだ。とてもとても絶望した。「あー、結局こうなるなら死んだ方がましかも。」そう思った。そんなこと思ったらダメだよと思いながらも抗えない気持ちを感じた。しんどかった。とてもしんどかった。それでもバイトに行けた。ちゃんと働けた。うまく笑えた。動けた。それだけで立派だよ。すごいよ。がんばってるよ。昨日の日記はまさに自分を大事にしてあげたい故の言葉が書き連ねられていた。そんな昨日をなんとか乗り越えて迎えた今日の、この本、このセリフ。私の心の奥深くに刺さった。「生きててよかった。」「また生きていたいという気持ちを取り戻せてよかった。」心からそう思えた。いつかきっとまた私は同じ波に呑み込まれるだろう。仕方がない。人間だから。生きているから。でもそんな時にはこのページを読んでほしい。大丈夫。生きてさえいれば大丈夫。ただ1日を、1時間を、1分を、1秒を、生き抜いていこう。そう思える今に感謝をしたい。今この本に出会えたこともまた運命の巡り合わせだと感じる。昨日の自分に、「昨日を生き抜いてくれて」、今日この本を読もうと決めた自分に、「この本を手にとってくれて」、『ありがとう』と伝えたい。
と、キザな感想を書いてしまったが、要約すると素敵な本だ。またいつか読みたい時に(この本が必要になった時に)読み返そうと思う。
『今日を生き抜いてくれてありがとう。』