あらすじ
現代日本で死んだと思ったら、小説『叛逆のジーク』に登場する悪役公爵・ハインレイドに転生していた。血も涙もない"己"の非道な行いを思い出し、物語通りに死ぬことを決意するハインレイド。一方、公爵のおかしな様子に、ハインレイドを殺すはずの護衛騎士・クレイグは不審を抱く。だが、ハインレイドの“とある行為”を目撃してしまい、予期せぬ執着を抱くようになり!? 物語はハインレイドの破滅に向かい加速するが、クレイグは物語では考えられない行動をとり始め――
【電子特別版】栢本みおり先生の書き下ろしショートストーリーを電子限定で収録! 本編終了後のハインレイドとクレイグのとある日のエピソード「恋心に愛を返す」
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白い!!
死んだばかりで違う人間人生の罪を背負わされて死ぬ準備を始めるのが
可哀想だ...
本編は体の持ち主であった悪逆貴族の身辺整理がメインで、
恋愛とはほぼほぼ関係ないけれど、展開が面白くて引き込まれた!
性格を入れ替えて贖罪していくわけじゃなく、悪を演じつつ死ぬ準備をしていく、というのもあまり見たこと無い設定で面白いな~と
結局王様は主人公の元の人のことを狂わせてしまったのか、それとも
お互いに共依存的になってしまったのか。
番外編では本編でほぼ育まれなかった愛を構築?というかトラウマ治療っぽさもあったけど前を向いて生きられそうでよかった。
主人公があまり好きというよりも贖罪の一部として受け入れている感があるかも。愛を育めるといいなあと思ったけど、主人公なりの愛の形なのかな。
BLとしては微妙
悪役に転生する物語も類似作品が多いですが、この作品では主人公が転生したのがガチ悪逆なので展開は重め。そんな中で主人公はせめて犠牲者を少なくしようと奮闘していきます。
主人公が死にたがりなところは共感しづらいかもしれませんが、物語としては悪くないです。
転生後のハインレイドに救われた人たちからの視点があると良かったかもしれませんね。
BLとしては微妙。本編中、クレイグがハインレイドに好意を抱く過程が分かりにくいので、取って付けたような印象を受けます。