【感想・ネタバレ】明治を創った男 西園寺公望が生きた時代のレビュー

あらすじ

近代化の坂を駆け上がった日本。その表舞台にはいつもこの男がいた――穏やかな気候で知られる、静岡県・興津にたたずむ「坐漁荘」。この地で晩年を過ごし、最期の日を迎えた西園寺公望は、日本が西欧列強に肩を並べようと全速力で駆け抜けた明治という時代に、パリ講和会議の全権大使、内閣総理大臣など政府の要職を歴任。国の中枢で活躍した大政治家としてその名が知られる。民を思い、国を憂えた「最後の元老」は、いかにしてその生涯を閉じたのか。「坐漁荘」での西園寺を支えた女中頭、漆葉綾子との交流を軸に、知られざる素顔に迫る。

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Posted by ブクログ

西園寺公望に光を当てた舞台の脚本を小説にしたらしい。明治を創ったというけれど、明治時代のことがほとんど書かれていないのが残念。
 船から海に飛び込ませるために船長が言う言葉ってのが面白い。イギリス人には「紳士は飛び込むものです」ドイツ人には「飛び込む規則になっています」イタリア人なら「美女が飛び込んだぞ」フランス人は「飛び込まないで」アメリカ人は「飛び込んだらヒーローになれる」そして日本人は「みんな飛び込んでますよ」だって。

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2019年04月21日

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