あらすじ
盆地が暑くなる要因であるフェーン現象の正体や、やませやからっ風、六甲おろしが吹くしくみなどの「地元の常識」と、「金沢市の年間降水量は178.1日」「八月の大阪市の平均気温28.4℃は那覇市よりも高い」といった驚きの数字を網羅。さらに、北海道陸別町で見られるオーロラ、徳島県牟岐(むぎ)大島の千年サンゴ、八代海の不知火(しらぬい)など自然の妙(たえ)なる特殊現象も紹介する。地理と気候の基礎知識を楽しむ文理融合の一冊。日本の地理・気候は面白すぎる! ◎流氷が太平洋にも現われる? ◎秋田美人と気候の関係 ◎なぜ雷は北関東で多く発生する? ◎関東大震災で相模湾に没した駅 ◎軽井沢は日本一霧の多い町? ◎積雪量世界一を記録した地点が滋賀県にある ◎三次盆地に立ち込める幻想的な霧の海 ◎奄美大島はなぜ日本一日照時間が短いのか
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Posted by ブクログ
ちょっと斜め読みしてしまいましたが,ありそうでなかった珍しいテーマのように思います.全ての都道府県をあえて取り上げずに,本当に特徴的な部分を掘り下げても面白いのかも.
Posted by ブクログ
日本の気象の複雑さ、多様さがよく分かる本。
それをなるべくデータを盛り込んだところが特色と言えようか。
海流、山、季節風の影響で、同じ緯度でも気温が違ったり、降水量がびっくりするくらい違ったり。
山の麓のほうが中腹よりも早く紅葉したり。
常識を覆されることもあって、楽しく読めた。
データを集めて書くことの大変さは想像できる。
ただ、その労をすぐ忘れてしまうところが読者の横着さかもしれない。