あらすじ
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「ハレの日、特別な日だけでなく、もっときものを日常に」。年間着用回数50日→150日。山崎陽子さんがきものに目覚めた5年の日々と工夫を綴ります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
少し着物を齧り出し、気になっていたコーデネート。
実際アンティークショップで色とりどりな着物を見るとつい鮮やかな色合いや手の込んだ柄が描かれた着物に惹かれていました。
しかし、この本の表紙のコーデに目を奪われ...
わたしが本当に楽しみたかった着物はシンプルながら小技や拘りの効いた日常になじむものだったと気付かされました。
Posted by ブクログ
著者である山崎さんの日常使いのお着物紹介。着物の柄や帯合わせなど、気取らないのに品が良く、とっても参考になります*お手本帖的な感覚で好きな1冊です。
Posted by ブクログ
日常で着物を着ようというコンセプト。気負いがなくて参考になりました。
山崎さんは、髪を伸ばしたんですね。私は、顔が全部出るのが耐え難く、切りましたー。ざっくりと。
Posted by ブクログ
元マガジンハウスのスタイリストを務めた女性が初老に差し掛かり、きものライフを始めたの記。
ファッションを見尽くしやり尽くした女性がスタートしたきものライフは、慎重に選び抜いたお気に入り(地味だけど本物)で築きあげたワードローブを、季節の移ろいと共に着て行くというもの。 きっと趣味の良いアドバイザーもいて、相当厳しく選び抜いているのだろうなと感じる。
反面、東南アジアやヨーロッパに着物で旅行に行ってしまうなど、大胆な一面も。
正直、従来のきものコーデ本やムックは、きもののルール的には正しいのだろうが、何か今時のファッションセンスからすると?となるような民芸趣味や色彩感覚だったりして、着たいと思えるビジュアルがなかなかなかった。美しいキモノ などの雑誌では、目の飛び出るような作家の一点物を着た美人女優が微笑んでいたりするが、金額的にもシチュエーション的にも非現実的で、眺める以外なすすべもない。 雑誌の読者スナップ欄はキメ姿のおばさんがずらりと並んでいるが、これまた演歌歌手か高級品の自慢ショーみたいでよく分からない。
それに比べると、本書の山崎さんのコーデは、平均的容姿の日本女性が上品に収まる、地に足のついたコーデ満載で、これなら着たいなと思える女性読者は多いのではないかと思う。
山崎さんの装いには、キラキラ友禅の花柄訪問着や鶴や松などの具象柄や朱や金などの典型和柄、和カラーが登場しない。
紬などの織物、無地ライクな着物が多いし、お祝い礼装も大変控えめである。 だけど多分、実際に拝見したら、シンプル素材の迫力でカッコいいんだろうなぁ。
素人が真似しようとするとただの地味で終わってしまうかもしれないが、高くて派手で悪趣味とは対極の、きものスタイリングのニューウェーブという感じで好感。