あらすじ
曙光【しょこう】
夜明けの光。また、物事の前途に見え始めた明るい兆しの意味。
使用例:手詰まりとされた問題の解決に曙光が見え始めた。
短夜【みじかよ】
夏至のころの短い夜。
使用例:夏の短夜、小説を読みふけっているうちにあっという間に空が白み始めた。
日本には、まだあまり知られていない美しい言葉があります。
本書では、四季にちなんだ古き良き日本語を解説していきます。
手紙やメールに一言添えるように使いたい、風情あふれる言葉たちをご紹介します。
毎日新聞連載時、好評を博した「週刊漢字」に大幅加筆した一冊です。
【著者略歴】
岩佐義樹(いわさ・よしき)
毎日新聞東京本社校閲担当部長。広島県呉市生まれ。早稲田大学第1文学部卒業後、1987年、毎日新聞社に校閲記者として入社。2008~17年に毎日新聞朝刊で「週刊漢字・読めますか?」を連載し、毎日新聞・校閲グループが運営するインターネットサイト「毎日ことば」でも漢字の読みを問うクイズを出題した。著書に『毎日新聞・校閲グループのミスがなくなるすごい文章術』(ポプラ社)、共著に『校閲記者の目』(毎日新聞出版)など。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
季節の美しい言葉。
知ってる言葉もその意味を読むと
へぇ〜!
と、改めて知り(間違って認識していたことも知り)
全く知らない言葉も、説明と
使い方も紹介されているので
自分のものにできる。
掲載されている言葉をしっかり理解して
自分のものにできたら、
より表現が豊かで愉しくなる。
Posted by ブクログ
日本語には古来から、季節や天気などの言葉において様々な表現の仕方があります。
私はそういった日本語の美しい表現方法が好きです。
この本はそういった日本人が忘れかけている美しい言葉を掲載した本です。
『夏の夜は短い。』という表現より『夏は短夜。』と表現した方が趣や情緒を感じられると思いませんか?
そんな素敵な日本語の表現がたくさん詰まった本です。
様々な表現方法を知っていると自分の見たもの、感じたものを言葉で伝える時に、より的確に伝えることができます。
自分の語彙力を深めるためにも一読をおすすめします。