【感想・ネタバレ】人類、宇宙に住む 実現への3つのステップのレビュー

あらすじ

地球温暖化や資源の枯渇、小惑星や彗星の衝突、太陽の膨張……。地球がいずれ壊滅的なダメージを受けることは避けられず、人類は生き延びるために宇宙に移住する必要がある。
世界的に高名な理論物理学者で、未来学者としても定評のある著者が、宇宙移住への道を3つのステップで解説する。まずは月や火星に入植し、次に太陽系外の星々への進出を果たし、それと当時に人体の改造や能力の強化を行うというプランだ。
NASAやイーロン・マスク、ジェフ・ベゾスらの挑戦や、AIやスターシップなど最新テクノロジーの進展を追いながら、驚くべき人類の未来を見通す。最高にエキサイティングな科学読み物。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

「なめらかな世界と、その敵」に収録されている「ひかりより速く、ゆるやかに」を思い出した。
軽く宇宙への憧れ的な感じで手に取って読んでみたけど、最新の物理学理論と数学理論をふんだんに語っていて、頭を使った! って感じである。

自分が知っているよりも、学生時代に学んだよりも、世界は進み発展している。しかも、本書に出て来た「デザイナーベイビー」は中国で報告されたし、本書からさらに世界は進んでいるのだ…。
最先端宇宙学の片鱗に触れることができて面白かった。
そろそろ相対性理論と量子論とひも理論を学ぶべきか…笑

0
2025年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

地球が壊滅的な打撃を受けて住むことができなくなった人類がどこへ向かうのか、人類の未来図を描いた本。近未来の月や火星への移住から太陽系外への進出、最後は人体の改造や強化による恒星間移動までの未来を予測する。
現代物理、宇宙開発の最新知識を動員して考察されていて興味深く読めた。
ただ著者の描く未来が数十年から万単位(更に先も)を想定しており、読み進めるほどに現実感が無くなり、SFの世界を紹介されているようで、話は面白いけれどそういう想像の世界は物理学者でなくても書けそうな気がした。
この本の後半部分がいま一つ興味が持てなかったのは、果たして数万年先も人類は存続するのだろうか?という自分自身の素朴な疑問があったからかもしれない。

0
2020年11月06日

「学術・語学」ランキング