あらすじ
ドラマ化決定の傑作、待望の続編!
中学時代いじめられ、カンニングの濡れ衣まで着せられてからというもの、すっかり学習意欲がなくなってしまった冨原淳史には、「都立水商」くらいしか進学できる高校はなかった。嫌々進学したにもかかわらず、クラブの黒服となるべく勉強するマネージャー科の学級委員長に指名されてしまう。すぐに仲良くなった同じクラスの峰明は、ディスクレシアという病気のため、文字が読めない。外見は美少女の花野真太郎は、ゲイバー科に通う柔道の達人だ。かつて甲子園で優勝したメンバーの二世たちもいる。ひとくせもふたくせもある新入生は、問題を抱えてはいるが、基本的にはいい奴ばかりだ。
慣れない水商売の勉強も、卒業後すぐに戦力となるべく、その道のプロから指導されるので、とても実践的で面白い。やがて、生徒会に参加するようになった淳史たちは、文化祭を手伝うことになった。果たして、このポンコツメンバーは、一年間で最大のイベントを乗り切ることができるのか!?
笑いあり感動有りの傑作青春小説、待望の続編!
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Posted by ブクログ
都立水商の第二弾。
今回は、新入生淳史の目を通して一年間が展開されます。
創立から20年余り経た水商が舞台。
相変わらず素晴らしい校風もあり、爽やかな読後感でした。
Posted by ブクログ
中学時代いじめられ、カンニングの濡れ衣まで着せられてからというもの、すっかり学習意欲がなくなってしまった冨原淳史には、「都立水商」くらいしか進学できる高校はなかった。嫌々進学したにもかかわらず、クラブの黒服となるべく勉強するマネージャー科の学級委員長に指名されてしまう。すぐに仲良くなった同じクラスの峰明は、ディスレクシアという病気のため、文字が読めない。外見は美少女の花野真太郎は、ゲイバー科に通う柔道の達人だ。かつて甲子園で優勝したメンバーの二世たちもいる。ひとくせもふたくせもある新入生は、問題を抱えてはいるが、基本的にはいい奴ばかりだ。
慣れない水商売の勉強も、卒業後すぐに戦力となるべく、その道のプロから指導されるので、とても実践的で面白い。やがて、生徒会に参加するようになった淳史たちは、文化祭を手伝うことになった。果たして、このポンコツメンバーは、一年間で最大のイベントを乗り切ることができるのか!?
Posted by ブクログ
前回ハチャメチャだ( ̄□ ̄;)!!と思った都立水商(^^;)でも今回はイイ話じゃないか(* ̄ー ̄)と思った(^o^;)コロナパニックを乗り切る都立水商の話を読みたいな~
Posted by ブクログ
都立水商!の続編
開校から27年後で、伊東先生が退職まであと3年
一期生の小田さんも先生になってたり
そして福岡や大阪にも水商ができてる
主人公は、中学生のときにカンニングの濡れ衣で処罰を受けて水商にしか行けないと言われて入学してきた子
他にも野球部の卒業生の子供たちや、柔道の才能のある子、ディスレクシアの子とかも入学してくる
年数が経って水商も世間から認知・評価されている面もあったりなかったり
水商に入学してくる生徒は何らかの事情がある人もいるけど、水商売に意欲をもって入学してくる人もいたり
あと、ゲイバー科は自らの性を受け入れる準備期間という意味合いを持ってたり
水商の役割も固まってきたのでしょうねぇ
終わり方としてはまだまだ続けられそうなので
次は「都立水商2年A組」でしょうかね?
Posted by ブクログ
都立水商の続編。今度は生徒の側からの視点で描く。
主人公は入学したばかりの男子高校生。彼は中学時代にいじめにあっていたり、複雑な事情を抱える同級生もおり、望んでこの高校に進学してきたわけではない生徒たちが、文化祭や他校とのスポーツ交流会、校外実習など一年間で体験したことを通して彼の成長を描く。
自分で選んだ進学先ではないにしても結果的に楽しく過ごせればオーケーで、いじめられていた過去は過去、本来の自分が出せる場所に巡り合えたことに感謝し大事にすること、みたいなメッセージ。
前作は教師目線だったが、今回は生徒目線なのでむしろこっちの方が先に読みたかった。
が、前作の登場人物が結構出てくるので、読む順番は守った方が良い。
とは言え、生徒たち全員がピュアで良い子たちばかりなのは都合よすぎな感じもあり、生徒目線だからこそのネガティブな問題なども織り交ぜて欲しかった。難しい問題も取り上げているがそれは個人の問題で、クラス単位などの集団の問題ではなかったので、高校生の実態に即したリアルさが欲しかった。