あらすじ
「1人でちゃんとできる、しっかりした子に育ってほしい。
だからこそ、部屋の片づけ、食べ物の好き嫌いをなくす、ドリルにしっかり取り組む、早寝早起き、
どれもできるようになってもらわないと。
でもうちの子、何度注意しても、なかなかできるようにならない…。
本当にイライラしてくる!」
これ、すごくわかります。
しかし、です。
いったん冷静になって考えてみますと、
ほとんどが親が子に「こうであってほしい」と望んでいる、
そして、その通りに行動してくれないから、イライラしてくる。
残念ながら、これが実態になっているようです。
実は、かなり多くのことが、子どもをいい子にするためになっておらず、
むしろ無駄だったリ、成長を止めてしまうなど悪い方向に向かってしまっているのです…。
例えば、いつもモタモタしている子どもに「早くしなさい!」と言ったとしましょう。
でも、なかなか動き出そうとしない子どもこそ、よく考えて主体的に行動しているのです。
せかしてしまうと、子どもが考える行為を妨げてしまいます。
他にも、例えば次のことが子育てでは正解なのです!
・「挨拶しなさい」と言わない
・お手伝いが遊びになっても気にしない
・友だちをえこひいきしても気にしない
・無理に部屋の片づけをさせなくてもいい
・早寝早起きにこだわらない
・食べ物の好き嫌いがあっても気にしない
・ジコチューでも気にしない
・ドリルでのミスを正さない
以上のどれもが、国内外の1000以上の子育てに関する研究を調べ尽くした結果、たどり着いた結論なのです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白く読みました。著者による世界中の様々な教育論文要約集のようになっていて、日本向けにチューニングされているし読みやすかった。さらっと読めるしおすすめの一冊です。
Posted by ブクログ
同じ子を持つ母親として、スーッと入ってきて理解できました。子供をしっかり見守っていれさえすれば、すくすく成長してくれると信じて、楽しんで子育てしようと思えました。
Posted by ブクログ
コミュニケーション・生活習慣・遊び・学習に分けて就学前に家庭ですることが説明してある。素晴らしいのはこれまでのいろいろな研究データをもとに書いてある。発達の状況に合わせて行うことが大事で、ぜひ各家庭で取り組んでほしい。
Posted by ブクログ
現在妊娠中です。
そのため、書いてあることがどこまで子どもに効果的なのかは、正直判断できません。
ですが、悩んだときに
・こうしてみよう
・この方法も試してみよう
という手数を増やすことができたという意味で、有益だったと思います。
あとは、旦那と育児方針を話し合うときの資料の一つとしてもよいかもと思いました。
Posted by ブクログ
・これをやろう、という育児書は多いですが、この本は逆に引き算方式で、やらなくてよいことがたくさん書いてあり、読んでいて気が楽になりました。
・育児書を読むことについて、平均ばかり気にしても仕方ないという意見もあると思いますが、そういう視点からではなく、新しい知識を取り込めること、何よりやらなくてよいことを知れるというのはすごく有益だと思っています。この本はまさにその2点を満たしていて、読んでいてとても勉強になりましたし、目から鱗な箇所がたくさんありました。
・食事は30分でおしまいでOK、片付けは無理にさせなくてOKなど、日常に取り込める例が載っていて助かりました。こんな時はこうしようという具体例がもっとあるといいなと思ったので、そこだけ☆マイナス1にしました。
Posted by ブクログ
■評価
★★★☆☆
■感想
◯いかに自己選択的に、正しいと思われる方向に誘導してあげるかが鍵だと感じた。強制的なレールではなく、おおよその方向が当たって問題ないとして、その道幅の中での寄り道や速度は本人に任せるイメージが重要。
◯これは大人でも同じだなと思う。方向性を決めて、たまに見て修正してあげるのが正解かなと思った。
Posted by ブクログ
・肩の力を抜いて、テキトーを取り入れる
・まず目次をみて思ったことは、子どもにしてほしいことを言葉で伝えるのではなく、親が行動で示すことが大事そうだ…ということ。
・急かさず、待つ。子供の返事は5秒待つ!
・楽しい等ポジティブな気分になると、我慢する力が回復する
・1歳半まではしつけはしない。
それまではやってはいけないことが理解できない!
・結果だけみて叱らない。理由を聞くと怒らなくてよい場合がある。
・否定語を使わない。肯定語を使う!
例)✖️騒がないで○静かにしようね
・優しい子になってほしいなら、まずは共感!してあげることが大切!
親が優しく接していれば、子供も自然と優しく育つ。
・1歳頃にどうでもいいような細かいことに夢中になるほど、3歳半での集中力も高い。
・テレビは一切見せてはいけないというわけではない。1歳半以降から大人と一緒に楽しむことで学習能力アップの可能性も!
2〜5歳でも最大1時間までにしよう。
・子供の遊びとは、自分で決めて没頭すること訓練
・「夜はお風呂に入るのが当たり前」と同じように「時間があれば本を読むのが当たり前」になれば自然と本を読むようになる。