【感想・ネタバレ】マルセイユ・ルーレットのレビュー

あらすじ

全世界の人々を熱狂させる欧州サッカー。その闇を抉り出す迫真のミステリー――。ユーロポール連絡員・村野隼介の任務はサッカーの八百長賭博の摘発。そして、ひとりの少年を救い出すこと。かつて袂を分かった恩師が殺された。八百長に加わり、逃亡した元アカデミー生を救出に行った末の惨劇だった。亡き師に報いるため、村野は捜査をはじめる。

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Posted by ブクログ

ヨーロッパのサッカー賭博をめぐるミステリ。違法賭博に否応なく巻き込まれていく人々を、視点を変えながら描いていくところなどは、展開が巧みで、作者の力量がうかがえる。一方で、キャラクターの描き方がありきたりなため、行動が読めてしまい、次第にページをめくる手が鈍くなっていってしまう。ただ、小説としての面白さは十分にあったし、あまり書き手がいないスポーツ小説を得意とする作家ということで、別な作品も読んでみたい。

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2019年04月07日

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