あらすじ
「チャラにしてやろうか。――一晩つきあってくれたら。」35歳で独身のゆり子は、仕事と足の悪い父親の世話で淡々とした毎日を送っていた。職場の幼稚園ではお局扱い、家に帰れば言うことを聞かない父、もちろん結婚の予定なんてない…。どうせ自分はこの田舎で退屈な人生を全うするだけ――。そう思っていた矢先、不注意で車の接触事故を起こしてしまう。対応に困っていると、事故相手の男・壮介から“一回のSEXで無かったことにしてやる”と言われて…！？ 流されるままに身体の関係を持つも、その男はまさかの園児の父親だった！？ 更に、焦るゆり子の元に生意気な年下の理事長・巧がやって来て…？ 恋愛を諦めた欠陥だらけの大人が送る、不器用な三角関係。【恋するソワレ】この作品は「恋するソワレ」2019年Vol．1に収録されています。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
現実味がある
職場ではお局様扱いされてるゆり子先生が二人の男性の間で揺れるんだけど、それれぞれのキャラクターが魅力的だし、心の動きもわかるし、しっかり現実味があります。
電気屋さんが奥さんに先立たれた心の痛みが後半しっかり描かれていて、読んでいてグッときました。
大好きな作品です。
久しぶりにはまった
哀愁ただよう絵で最近の漫画の絵とはちょっと違うので好感が持てました。
主人公はかなりぶっ飛んでると思いましたが
嫌いにはなれません。
教え子の親と……
主人公のゆり子は独身の35歳。
地元の幼稚園に勤務している。
父親はこの地で生まれ育ち、この地で母と出会い別れ、植木職人として働き、事故に遭った。
多分この地で人生を終える。
そんな父親の看病も仕事の合間にしているゆり子自身もこのまま地元で働きながら独身人生を終えていくのだろうという予感がしていた。
そんな仕事終わりのある夜、コンビニで買った菓子類を車の中でバカ食いしていたゆり子は服にアイスをこぼしてしまい、動転した挙句車を誤発進させてしまう。
しかも魔の悪いことに発進した車はそこに停まっていた別の車に衝突。
初めてのことに気が動転したゆり子は戸惑い警察に通報しようとするが、その時相手の男がこう言った。
「一晩付き合ってくれたらチャラにしてやる。」と。
そしてホテルで体を重ねる二人。
連絡先を聞かれるかもと、少しびくびくしていたが何事もなく解放され無事日常が戻ってきたように思えた。
しかし受け持っている子供を迎えにやってきた父親があの夜を過ごした男だった……。
地元で動くに動けず時間だけ消費して人生をすり減らしていくことに対する焦りと絶望や事故ってしまった時の人生が終わる感じなどリアルのある描写が読みごたえがあった。
なんだか切ない！リアルな感じなのに、そんなに重たく感じさせないのは、大人な感じの綺麗な絵で、表情が優しいからかなー。結構意外とはまりそうな作品です。
園児が可愛い
主人公のゆりの職場の幼稚園の様子が可愛いくて和みます。
園児達の顔がどの子もブサカワなのはなぜ？？
とは思いますがw
2人の出会い方にはビックリしましたがこういうのもイケメンだたらアリだと思います！
