【感想・ネタバレ】ダーウィンの覗き穴〔マンガ版〕 虫たちの性生活がすごいんですのレビュー

あらすじ

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性にまつわる好奇心はあるけど、明らかにするのは恥ずかしい。そんな生命の秘密の部分に光を当てた、メノ・スヒルトハウゼン『ダーウィンの覗き穴』を生き物大好きマンガ家、日高トモキチがコミカライズ。新たな知的興奮を刺激するオトナのための学習マンガ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「生物の性生活は多様」

漫画なのに疲れるくらい内容が盛り沢山なので読み応えがあります。

生物の性戦略はオスは質より量、メスは量より質というシンプルな言葉では表せないことを理解できました。
例えば、チンパンジー等の交尾栓は1.他のオスとの交尾を阻む、2.精子の排出を防ぐ 3.求愛行為の余韻をもたらす 効果があるそうです。

また、初歩的かもしれませんですが、虫でオスがメスの体内に針を指して精子を注ぎ込む(しかも時にはオスに刺されすぎてメスが死ぬ)ように生物は必ず生殖器をもっているわけではないことは驚きでした。

それにしても、この本には、なぜこの生物の生殖行動や体の構造や生態についてこんなに調べられているんだろうと感じる例が多く出てきました。(研究を行っているのは外国の研究者ばかり)
よくわからない生物について学ぶことは時に新たな知的好奇心を刺激するような発見があることがわかりました。
今の日本でこれらの虫について研究しようと思ったときに研究費が得られるでしょうか。
そんなことを考えさせられました。

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2019年08月11日

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