あらすじ
さんまに鴨に海鮮丼、牛肉弁当にシウマイ弁当!
大好評の丸かじりシリーズ第39弾!
毎年正月、新宿京王デパートで催される「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」に行くのを楽しみにしている東海林さん。
今年の目標は〈牛肉系〉。頭のなかは牛肉でいっぱい、全身牛肉人間となって、いざ会場についてみると、牛肉弁当のあたりは大人気の長蛇の列。
ふと横を見ると、崎陽軒のシウマイ弁当。思わず1コ購入。
さあ、牛肉人間となっている内臓たちをどう説得するのか??
ほか、「秋刀魚の歌」のさんまは/ブロッコリーはなぜ暗いか/海鮮丼の悲劇/
改造版「カリフォルニア巻き」/複雑な家庭、鱈一家/目玉焼きに味噌/
それをやっちゃあおしまい蕎麦/味噌汁における「決断と実行」
海苔弁のすっぽ抜け/スマホ時代のポテチ/茶わん蒸し厄介者説/おにぎりをお茶づけに?
などなど。
解説エッセイ・たかぎなおこ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
鉄板のエッセイ。新しい文庫版が出るごとに買っていたが気がつけばしばらく中断していた。
手にとってみて「これこれ」感でいっぱいになる。
お返しのカタログギフトを貰い食品コーナーで迷う一編が出色の出来。
Posted by ブクログ
定番シリーズ。上司とお昼を食べる時の話に共感した。注文したものが先に来てしまった時に気まずさ。かと言って遅れて来て、食べ終わりを待たせるのも辛い。正解は、同じものを食べる、のなのかな?
Posted by ブクログ
はじめての「丸かじり」シリーズ。現在、私が住んでいるシンガポールはコロナウィルス対策のためのロックダウン中。レストランはデリバリー・持ち帰りのみが認められていて、Stay at Homeが求められている中、ランチのデリバリーが毎日の楽しみ。「丸かじり」に出てくる料理、食材の数々。。。普通の食材で普通の日本食を食べる喜び。日本人の食文化・食生活の普段気付かない「当たり前」を愉快に切り取っているこのエッセイは、とにかく空腹にさせてくれる。カタログギフトでどれを注文するか迷うのは、平和な日本の一場面じゃん。今は自粛自粛だけど、早く安全でフツーの生活に戻りたい。
★3つなのは、以前米原万里の書評で「抱腹絶倒」と評されていたけど、腹を抱えて笑うというほどではないかな、という感想だから。
つぎは何の丸かじりにトライするか思案中。