あらすじ
インターネット上で話題の怪奇創作サイト「SCP財団」のアンソロジー。都市伝説より奇妙で、怪しい存在をオムニバス形式で紹介。今のサブカルチャーホラー文化の先端を、目にできます。
本アンソロジーはSCP Foundation、SCP財団を原作とし、CC BY-SA 3.0に準拠しています。
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期待はずれ
ちょっと期待しすぎたのかもしれません。
元のWeb版がすごく好きで一時期は毎日のようにサイトの記事を読み漁っていました。
話としては現代社会における都市伝説といった感じで、様々な生命体、現象、事象を我々のような一般人から知られないように管理や保護を行う『財団』の闘いの物語です。
世界中で様々な物語が語られていますが、本格的なホラーや科学的な検知から語られる現象、たまにはホロリとするような良い話もあり、とにかく胸糞悪くなるような団体(恐ろしいことに複数ある)が出てきます。
そこで活字よりもより臨場感のあるマンガで、あの、SCPを読めるというワクワク感が先走りました。もちろん全然面白くない、というわけではありません。有名どころの「ペスト医師」や「アベル」も掲載されていますし。
ただ、せっかくマンガというジャンルになるのだからもうちょっと踏み込んだ表現や描写をして欲しかったです。
やっぱり1話に対してのページ数が少ないのが一番の原因なのかな~。
これまでSCPを知らなかった方に対しての入門書としてはよいと思います。