【感想・ネタバレ】ギリシア富豪の花嫁の掟〈新妻物語 Ｉ〉のレビュー

ケイト・ヒューイット / 藍まりと

ギリシア富豪アントニオスと恋に落ちたこと、それがリンジーの悲劇の始まりだった。彼の祖国で妻に迎えられると、待っていたのはニューヨーク生まれで庶民のリンジーを蔑む義弟妹たち。頼みの夫は家庭を顧みない仕事人間だとわかり、リンジーは孤独に耐えられず故郷に逃げ戻った。お願いアントニオス、この結婚は間違いだったとわかって…。悲劇の終幕を願うリンジーの前に、半年の沈黙を経て薄情な夫は現れた。離婚を受け入れる代わりの、苦しい条件を用意して――。

[G · ★★★★☆]

想像とは違っていた。

表紙のイラストからしてこのヒーロー、ものすごく頑固そうで厳しい男なのかな？と。
大企業のトップということもあってなんとなく王様のようなヒーローなんだろうな…って。

ヒロインとは新婚からしばらくして別居してたけど、ヒーロー母が病とのことでヒロインを迎えに来てからの物語なんだけど、ヒーロー母以外のヒーローの兄弟姉妹がとにかく意地悪で。

ラストはアッサリと和解してしまったので気が抜けたけど、ヒーローの最後の決断も意外でした。
このヒーロー、珍しく女関係での問題ではなくて終始会社の経営の事で頭がいっぱいで、そのせいで色んな所に悪影響を及ぼしていたのでハーレクインっぽくなかった感じ。