あらすじ
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守備のツボをおさえれば、どんなチームも絶対に強くなる!
日本最高の守備マイスターによる、面白くて眠れなくなる守備の参考書。
日本が誇る守備マイスター松田浩氏による守備読本。氏がこだわる「ゾーンディフェンス」の考え方は未だに日本サッカーに浸透しきれていない。
ゆえに極論すれば、日本代表監督を誰が務めようと、守備の脆さは永遠に改善されない。
今回の本は、初心者や指導経験の浅い方でもわかりやすいように、「点をとられない守り方とは何か?」
「ゾーンディフェンスをどのように教えれば良いか」といったテーマをさらにかみ砕いた内容+図解満載でお届けする。
巻末にて岩政大樹選手との守備クロストークや独自の守備トレーニングメニュー集も掲載
Q:マンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスの違いを教えてください。
A:敵の位置でポジションが決まるのがマンツーマン、味方の位置でポジションが決まるのがゾーンディフェンスです。
Q:ゾーンディフェンスを教えるときは何から着手すればいいのでしょうか。
A:まずは2対2で守り方やポジショニングの原理原則を教えることが第一歩だと思います。
……ゾーンディフェンスの第一人者による守備戦術のイロハがわかる38の問答。
◎元日本代表の頭脳派DF 岩政大樹氏との特別対談「ゾーンディフェンスは日本サッカーを救うか?」収録
◎巻末に「ゾーンディフェンスの守備用語集」「ゾーンディフェンスのトレーニングメニュー集」も収録
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
松田さんも本の中で言ってるように、戦術に100%の正解なんてなくて、だからこそサッカーの面白さは普遍。ゾーンでの守備がどれだけ理論的かを力説した本。ほぼほぼ納得。これやってみたいけどチームでの意思統一が不可欠(サッカーは全てそうですが…)。中でも、
・ボール周辺の雲行き
・ボジション取りにハードワーク
・チャンネルサイド
・タッチングディスタンス
は初耳フレーズだったので新鮮。
そんで、理論に重心が置かれながらも、
「ヘディングは気持ちの強い方が勝つ」
も大好き。そうなんだよ。気持ちと理屈のバランス。サッカーはまだまだ深い。
Posted by ブクログ
☆☆☆2019年9月☆☆☆
4-4-2をベースに、守備に考え方を様々な具体的なシーンを想定して解説。全体がコンパクトになって相手に素早くプレッシャーをかけることの意味。逆サイドは空けていい理由。勉強になる。このシステムが作動するにはボールホルダーへのファーストDFの質が重要なことも理解できた。
これで僕のサッカー観戦も一つレベルが上がりそうだ。
Posted by ブクログ
・松田さんの2冊目の著書、4-4-2のゾーンディフェンスへのこだわりの強さとロジカルな説明が分かり易い。
・2022年中盤にガンバ大阪監督就任を期に手に取ったが、一読する事により試合を見る面白さが増した。
・岩政さんとの対談も読み応えがありました。
▼memo------------------------------------------------------------
・マンツーマンディフェンス;敵の位置によってポジションが左右される
ゾーンディフェンス:味方の位置によってポジションが決まる。味方の位置に連動しポジションが決まる。
この時敵の一を見なくても問題はない。
・ゾーンディフェンスはまずゴールの位置、そしてボールを中心にしながら、味方の位置に連動して守備ポジションが決まる。これで守れるのは、常にボール周辺に数的優位ができるからです。
・FWからDFまでは全体25メートルの距離にブロックを築く、3つのライン感は10メートル前後
・4-4-2のゾーンで組む時のFWの役割は「規制」をかけることだけです。2トップによって守る守備範囲は、横幅でいえば、ペナルティーエリアの横幅だけでいい。その横幅を2トップでスライドしながら、相手のボランチへのパスコースを切りながらサイドへ追い込む。そして、相手センターバックに自由にドリブルで突破を許さない。この2点だけです。
・4-4-2のゾーンディフェンスは常に1個のボールに対して4-4のブロック、つまり8人で数的優位を作れる