【感想・ネタバレ】感情の正体 ──発達心理学で気持ちをマネジメントするのレビュー

あらすじ

抑えられないネガティブな感情。怒り、悲しみ、屈辱感、劣等感、後悔……。ポジティブ感情もそうだけれど、どうにも思い通りにならないのが人間の気持ちです。勉強や仕事の能率を上げ、友情や公共心を育むには「感情の安定」が大切ですが、どうすれば身につくのでしょう。非行やいじめ、ひきこもり、発達障害や児童虐待との関係は? 世界の最先端研究から感情の正体に迫り、効果的なマネジメントの技術を盛りだくさんに紹介します。職場で学校で家庭で、実践できるテクニックやアイデア多数!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

発達心理学の観点から感情について述べた本。臨床心理学や教育心理学の所見も取り入れられており、新書としては非常に網羅的。
著者の子供への思いやりや教育問題への思いも伝わってくる良書。

序盤の感情の定義に関しては「いろいろあるんだなあ」といった感じでやや退屈。
中盤の感情の発達や問題行動の部分は、関心があるときに該当箇所を読むと非常に参考になると思う。なかなか感情の側面から発達や問題行動をとらえることはなかったため新鮮だった。

特に印象に残ったのは6章の場所アイデンティティと感情である。環境の感情に与える影響は大きく、工夫のし甲斐のある領域だと希望を感じさせた。

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2020年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幼少期からの体験や遊びと学びの大切さがよく分かった。生活の場や学校がより良い環境にある事はどんな人にとっても重要な事なんだと思えた。ただ、どれほど大人の側に余裕があるかにも関係してくるので実践するのは難しいだろうな。
感情を無視して生きることはできない。自分がどういう状態に当てはまるのか、考えながら読むのは楽しかった。自分と相手を知ることでコミュニケーションの誤解を減らせると思う。
「自尊心が高い人は妬みの感情が低い」という話や、道徳的正当化の話は特に興味深く読んだ。

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2022年08月25日

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