【感想・ネタバレ】恥(シェイム)…生きづらさの根っこにあるもののレビュー

あらすじ

「シェイム(恥)」という感情は、感じること自体が恥や痛みにつながるため、たいていは自分の中でも隠されています。
隠された感情だからこそ、有害な力をまき散らします。

シェイムが心の奥に居座っていると――
*ちょっとしたことで自己否定感に襲われる
*怒りがエスカレートして止まらなくなる
*自分を傷つける行動から抜けられなくなる
*過度に自分を抑えたり、過度にがんばってしまう

それならいっそ、隠れていた<シェイムくん>に登場してもらいましょう。
シェイムの正体を知ることで、破壊力を弱めることができるのです。

本書は「恥」「罪悪感」といった自意識感情を専門に研究している、岩壁茂先生の語りによって、わかりやすく構成されています。
自分のためだけでなく、臨床で感情を扱う方にもおすすめです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分の中にも恥(シェイム)があるし、それを他の人に植え付けようとする行為もして来たな…とこの本を読んで自覚出来ました。見て見ぬふりしていた感情に気がつけて良かったです。

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2021年03月03日

Posted by ブクログ

巻末の治療者向けの内容が役に立った。ある程度心理療法に関心を持つ素人であれば、「安全に体験すること」というワードにピンとくるところがあるだろう。

恥を基底感情に据えているが、対処方法としてはトラウマと同じく曝露が有効らしい。値段ぶんの価値があったかは微妙だが、恥もエクスポージャーで対応可能というのは気付きだった。

0
2020年01月12日

購入済み

役には立つが、情報不足

「恥」というものが原因で苦しい思いや生きずらいと感じている人には間違いなく、何かしらの気づきを与える情報がいくつかあると思います。ただし、少々表面的という感じで、心理学、精神分析という視点からもう少し踏み込んだ科学的情報を期待していた自分には満足できるものではありませんでした。手っ取り早く「恥」というものについての知識と、それにどう対処するのかのいくつかの示唆を得るということが目的であれば、購入の価値はあるでしょうが、情報に対しての対価としては、値段が高いように思います。

#タメになる

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2023年07月11日

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