【感想・ネタバレ】間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもにのレビュー

あらすじ

正しい音楽家 待望の第2弾《早くも評判》ニッポン戦後サブカルチャー史(NHKEテレ・宮沢章夫)よりわかりやすい!
どこよりも正しいサブカル本の誕生 恥ずかしい大人にならないためにも必読です……

サブカルほど、意味がわからないものはない。
そして、そんなサブカルについて語る人はさらに意味不明。
いちジャンルなのか?バカにした言葉なのか?
ひとによってサブカルの意味がバラバラなのに、
サブカル議論なんて成立するわけがない。
そこでここらで一旦サブカルの意味を再定義しよう、
というのが本書の狙いである。
正しいサブカルの認識を持てば、サブカルおじさんがバカに
見えてくる。これが新世代「サブカルのススメ」だ!


<目次>
第一章 幻想のサブカル地図 ―みうらじゅんはサブカルなのか―
サブカルの源流を辿る/蔑称としてのサブカル/サブカルっぽい有名人/サブカル風評被害/みうらじゅんはサブカルではない

第二章 中森明夫と宮崎勤の“罪と罰”
これが中森明夫だ!/中森明夫と宮崎勤/中森明夫のアイドル語りがひどい/中森明夫と岡田斗司夫

第三章 そのサブカル、間違ってます!
サブカルを分けてみた/マウンティングするバカ/みんなアニメが好きだった/ファッションサブカル野郎/間違ったサブカル批判/サブカルのオタクいじめはあった?/イケダハヤト、はあちゅう/サブカル評論家と呼ばれている人

第四章 カリスマはいなくなった
ターザン山本という男/ブレーンに頼りすぎて凋落/ビバ彦という男/町山智浩という男/カリスマぶるには断定口調が大事

第五章 サブカルと女性
「こじらせ女子」って?/久保ミツロウ問題/ネットがよく炎上する東村アキコ/岡田あーみんという事件/大塚さんのこと

第六章 サブカルおじさんの害 ―町山智浩をサンプルに考える―
サブカルおじさんを慕う薄ら寒い人々/中年の悪ふざけは痛々しい/「女のマニアックな趣味は男の影響」という考え/おじさんは夢見る少年でいたがる

第七章 なぜサブカルは自分はオタクだと言いたがるのか
水道橋博士のケース/プロト・サブカルなら仕方がない/なぜサブカルは自分はオタクだと言いたがるのか/サブカルもオタクもダメダメだ/オタクだと言い張る唐沢俊一/中原昌也と高橋ヨシキのオタク叩き/今の『映画秘宝』どうよ/安易なレッテル貼りはダメ絶対

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ロマン優光さんと同じく私も岡田斗司夫が嫌いなので良かったです
自称オタキングとこき下ろすのは痛快です
地下アイドルの魅力は伝わりませんでしたが熱量は伝わってきました
Vtuber推すのにもちょっと近似値を感じました
ちょっと物事を俯瞰した視点がいいですね
ひろゆきさんとは違って安定感というか安心感があります
少なからず最低限の好印象が彼にはあります

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2022年10月17日

Posted by ブクログ

平易にも関わらず独特な個性を持った文章が素晴らしい。中森明夫氏を批判するときの追い込み方がまさに将棋の格言の「玉は包むように寄せよ」のようで逃げ道を許さないところも圧巻でした。(町山氏への批判へは愛があるけど) とにかく面白かった。

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2017年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 間違ったサブカルより問題はマウンティングしたがることにあるように思ったのだが、それを考えるとサブカルから離れてしまう。サブカルが間違っていてもマウンティングしたがらなければそれほど問題ないのではないだろうか。マウンティングという言葉に意識が向くようになったので、今後誰かがマウンティングしようとしたら、「あ、今マウンティングしようとしてるぞ」と気づく。議論が上手な人はそういったことをしがちであるが、オレは頭の回転がとても悪いので何も言い返せない。たいてい質問ばかりになってアホみたいだし、言いたいことが帰宅してから思いついて心がギリギリする。

 自分がぼんやりしていたため、サブカルという言葉には全然悪い印象がなく、蔑視されていたことに気づいていなかった。町山さんも水道橋さんも著作をたくさん楽しんで読んでいる。ロマンさんのように冷徹に見ている人がいると思うとうかつな言動は慎みたい。

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2016年12月21日

Posted by ブクログ

過去のサブカルの歴史とかを知らないとあまりピンとこないような内容でした。もう少し年代が上の方には、どストライクだったのだろうと思いました。

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2020年01月02日

Posted by ブクログ

ニューウエーブテクノユニット「ロマンポルシェ」の片割れである著者の3冊目。オタクvs.サブカルについて論じているが、正直どうでも良い話。前半は中森明夫批判主として進んでいくので、中森本人からの反論も聴きたいところだが、中森自身はおそらく歯牙にもかけず、あるいはもしかしたら本書の存在すら知らないのでは
中森以外にも町山智浩について、好きなんだけど一言物申したいという人物評が延々と続いているが、こちらは中森と違って、町山のことを嫌いになれない、根っからの町山好きが根底に感じられるものであった。
あと、もう少し読みやすい文章にしてくれたら、頭に入ってきやすいと思ったが、このややこしさも著者らしいと思えば納得できる。
ところでロマンポルシェとしては今年が20周年らしいが、ライブを見たことがない筆者としては、今後こまめにライブをやっていただきたい、と感じる今日この頃である。

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2017年11月03日

Posted by ブクログ

ロマン優光がサブカル界を斬った第二弾。

前作でも思ったけど、正直サブカル界に興味のない人にとってはどうでも良い話。
ただ、サブカル文化人の中でもいろんなジャンルがあるということはよくわかった。

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2017年01月29日

Posted by ブクログ

「サブカルって何だっけ?」というのが読後の最初の感想。まぁサブカルだのオタクだの呼称なんて「マニアでいいじゃん」という著者の主張には同意。好きな情報/対象で楽しめばいい。他人のことなんてどーでもいいよ。

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2016年11月26日

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