【感想・ネタバレ】【図解】いちばんやさしい相対性理論の本のレビュー

三澤信也

物理学の基本にして最大のテーマでもある「相対性理論」を、“説明のツボ”を心得ている現役の教師が、これまでにないほどやさしく解説した１冊です。
図と文章でされているので、物理がわからなくても、数学がわからなくても、これならわかる！
基礎となる理論についてはもちろん、最新のトピックである「重力波」の発見によって相対性理論がどう変わるのかまでを、ブラックホールやタイムマシンも絡めて解説しました。
この1冊があれば、「名前だけは知ってるけど…」から「概要がわかる」に進化できます。

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近寄り難かったアインシュタインと相対性理論。

あまりにも僕たちが普段の生活で認知している感覚と真理が違うため、

分かりやすく書かれているのだが腑に落ちない。

それでも、重力の受け方によって時間の進み方が違うこと。
（GPSの時間補正の話）

質量を持つ物体は、周りの空間を歪めてしまうこと。

タイムマシンは実現可能か否か。

ストンと胸には落ちて来ないものの、タイトルを読むだけでワクワク感と興味は尽きない。

時々読み返して、ちゃんと理解していこうと思う。

久しぶりに、子どもの頃に憧れた、「フシギな世界」に戻ってきた気がする。

ツッチー、ありがとう。

[ブクログ · ★★★★★]

相対性理論は非常に難解で、自分には縁のないものなのだろうという先入観を持っていた。この本はそのような人でも楽しく読むことができるような内容になっていた。何より、ブラックホール・重力波・タイムマシンといった、多くの人が興味を持ちそうなトピックを用いてくれていたことが良かったように感じる。相対性理論に対して興味を持つきっかけになる本としては非常に優れているのではないかと思う。相対性理論に対するより詳細な理論を知りたくなったため、さらに勉強してみたいと思わせられてしまった。

[ブクログ · ★★★★★]

ブラックホール撮影の記事を読んでから、ちゃんと理解したいと思い、読んでみました。
何故「相対性」理論なのかからはじまって、その概要まで非常に難しい話を分かりやすく解説してくれています。
たしかに速さ×時間=距離を前提とすると、あらゆる状況において光の速さが一定ならば、時間または距離(時空)がゆがむことになりますね。
まだ全体の10%も理解できてないのでしょうが、勉強になりました。
と同時に100年も前にこの理論を提唱していたアインシュタインの凄さにびっくりです。