あらすじ
読むだけで味わいが広がる食についての本38冊を読むエッセイ集。第1章は「少し前の食卓」。古川緑波、内田百間、武田百合子らの食描写は? 第2章は、かぼちゃから弁当まで「台所で読む」。第3章は餃子や焼肉、うなぎなど食堂らしいメニューの本が並ぶ。第4章から第7章までは、カレー、お菓子やコーヒー、最後は酒本で締める。「食の本」フルコースをご堪能あれ。
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Posted by ブクログ
「料理の本」と言っても、立場は様々。栽培する人、調理する人、食べる人、楽しむ人、評する人…
どんな人も食べて飲んで、色んな人が食べること・飲むことについてアレコレ考えて、そうして数ある本に対して著者の木村さんが「この本のここ面白い」「共感する」「私ならコレはこうだなぁ」と書くのに、更に私が「そうそう」とか「そうかな?」とか思ったりしている連鎖反応。
紹介された本は読んでみたいものが多くて、ドッグイヤーが沢山ついた一冊。詩人が論じる正しい味噌汁って。日本の詩人は味噌汁まで詠むのか。