あらすじ
TBS「クレイジージャーニー」などで大注目の北極冒険家・荻田泰永。
北極点無補給単独徒歩の挑戦や南極点無補給単独徒歩到達など「三大冒険録」を通じて、
自由の本質、さらにはリスクマネジメントや資金調達といった冒険の“リアル”を伝える。
<目次>
■序
■第1章 冒険と無謀の狭間 ‐北極点無補給単独徒歩の挑戦(二〇一四年)
■第2章 未知への憧れ ‐カナダ~グリーンランド単独行(二〇一六年)
■第3章 資金の壁 ‐南極点無補給単独徒歩(二〇一七~二〇一八年)
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Posted by ブクログ
もっと淡々としたものかなと思ってたけど、北極探検歴史やこれまでの冒険家の話なども書いてあって、読みごたえがあった。大航海時代の話は『砂糖の歴史』でも載っていたので、その辺りの話を頭から引っ張り出して重ね合わせて考えて読んだ。
インド側に通じる航路はスペイン・ポルトガルが押さえていたから、イギリスなどがそれ以外で中国などへ行く方法を模索するために北極海側の航路が開拓されていった。スペイン・ポルトガルが弱まったのでイギリスがインド側の航路へと出てきたと。
歴史、楽しい。
歴史も面白かったけど、旅の中身も濃い。
『寒くても尻は出せる。が、最近はウンコをするにもテントの中で済ませてしまうことが多い。』31p
えええ??と思ってしまったけど、一部の雪を掘ってそこにしてから、周囲の雪と一緒に外に出してしまうという事だった。
外に出すと凍りついてしまうので問題がないと……。便の最大の問題は雑菌だから、寒さで雑菌が繁殖しない。死滅してるのか一時凍結なのかわかんないけど、物理的な問題はなさそう。これ、お持ち帰りなのでは?と思ったけど、そう言うことは書いてなかった。雑菌処理(?)出来てるから、放置なのかな。
最後にしっかり家族と関係者への謝辞が入ってるのも、素敵。関係者への謝辞はよくあるけど、家族への感謝って日本人の本だとあまり見かけない。海外だと当たり前のように入ってることがあるけど。感覚が違うのかなぁと思ってしまう。……極地探検しちゃうような人が日本人の大多数と同じ思考を持ってるわけがないけど。独特というか、少し違うよねと思ってしまう点がこの本の中にはいくつかあるなと感じた。
素敵だった。ごちそうさまでした。