あらすじ
経営コンサルタント時代、あまたの困難と闘い結果を叩き出し続けたビジネス書作家・千田琢哉が自身の経験から導き出したメンタル強化術を紹介する。自ら「生来の臆病者」と称する彼が教える「考え方を変えて、誰でも、無理なく、確実に強くなれる方法」とは?
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Posted by ブクログ
みなさんはメンタル強い方でしょうか?
私はかなり弱い方だと自覚しています。
これを自力で頑張ろうとすると折れて、受容するとなかなかしぶとく強く生き延びてこれました。
本書の著者の千田琢哉さんは、「ストレス耐性度」が10万人中一人の高数値で、偏差値的には90オーバーだそうです(笑)
なぜだと思いますか?
理由は、「自分が生来の臆病者であることをよく知っていたからである」だそうです。
臆病者だからこそそれを補うためのメンタル強化の工夫を怠らなかったといいます。
さらにもう一つの理由が「読書」にあったといいます。
彼は学生時代に一万冊のあらゆる本を読み、
「自分の人生に起こるすべては将来のネタになる」ということに気がついたので、
どんな不安、焦り、摩擦、嫉妬、別れといったストレスもそこから逃げるのではなく味わい尽くし「語るべき素材」に変えてしまったのでした。
千田さんにとって、人生や仕事の「予習」にあたるものが日々の読書で、復習は本に書いてあることを現場でどんどん試してみて、「理論」と「現実」の間のギャップを自分で確かめていく作業といいます。
本も一万冊以上読むと、社会人になってから「はじめて体験すること」には何一つ遭遇せず、読書の疑似体験通りのことが起こり、解決方法まで解ります。
「机上の空論と現実は違う」
という意見はろくに読書をしていない大人の戯言でしかなく、
現実には本で書いてある通りのことが起こって、本で書いてある通りに解決できた、とのこと。
また、二十歳までにスポーツや勉強で「才能格差」を受容することもメンタルが強くなる要因だったといいます。
そして、自分に才能がないと思ったら、そこで勝負をしない。
自分が確実に勝てると確信した土俵に常駐して勝ち続ける人が成功者と呼ばれるわけです。
また、挫折や裏切りやドロップアウトの時にふてくされないと、
それは飛躍のチャンスであったことに気がつくと言います。
また、多数決と決別すること。
孤独な時は、勉強が一番の友人で、孤独なのに悲壮感が漂っていない人は必ず魅力的な存在であるということ。
振り返ってみて本当にそうだなあと思います。
わたしにとって最強のメンタル維持は、「信仰を持つこと」=逆説的ですが「自分で自分を救えない限界があることを神の前で素直に認める」、「希望を絶対に捨てない」ことでした。
みなさんのメンタル維持のコツはなんでしょうか?
Posted by ブクログ
世の中の半分のことは
ここで答えがみつかる
人間の悩むこと問題は
何千年の昔から
書物にすべて書き記してある
しかしながら
体で感じること
頭で理解できること
わかっていても
相反することもある
ある著名人はいった
『人間だもの』
それでよいと思う
Posted by ブクログ
「人の魅力は友人の数に反比例する」
「なぜ、卓越した人は孤独を好むのだろうか。それは周囲の凡人と蒸れることで、せっかくの授かった才能を無駄にしないためだ。」
群れたら終わり。
ショーペンハウエルも同様のことを言っている。
社会通念上認められない恋をしても、
妥協の結婚、セックス、人生で幕を閉じる中、
全身の細胞で愛せる相手と巡り会えることは奇跡。
他人がとやかく言うものではない。
このへんもラッセルの結婚論に同じようなメッセージがある。
人間の悩みや考えることのほとんどは、
既に過去にほとんど出尽くしていると言える。
それをどうブレンドし表現するかは自分の腕の見せどころだが、
著者も言うように過去から学ぶことは人生の予習であり、
そして、過去最高の教材は「古典」だ。
Posted by ブクログ
とくに刺さったのは、「継続できるものがある人は、将来の不安を語らない」。
これはわたしも日々実感してる。
これからも舞台裏での自分磨きを愚直に続けようと思う。
Posted by ブクログ
無敵のメンタルを手に入れる、創るには
「読書」
です。
人生で経験する多くの事は先人たちが経験している。
先人たちが創造した本によって
人生の予習をする。