【感想・ネタバレ】モナリザの微笑 ハクスレー傑作選のレビュー

あらすじ

機械文明の発達により便利になった世界がかえって人間性の喪失につながるという、まさに21世紀の世界が直面する問題を描いたディストピア小説『すばらしい新世界』のハクスレーによる、傑作短篇集。モームやヘンリー・ジェイムスの名訳者として知られる行方昭夫氏が、作風の異なる5つの短篇を精選し、訳し下ろしました。科学、数学から美術、音楽、哲学にいたるまで、博学で知られるハクスレーの面目躍如たる作品集です。収録作:「モナリザの微笑」「天才児」「小さなメキシコ帽」「半休日」「チョードロン」

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Posted by ブクログ

ハクスリーの『すばらしい新世界』はディストピア小説のひとつだと言われるが、例えば『侍女の物語』や『一九八四年」にある重苦しさを感じない。たぶん、色んなところにちりばめられた一種の「ユーモア」のせいなのだろう。そして、本書に収められている「半休日」はそんなユーモアが凝縮されている。(本書の所収ではないが)「シンシア」も同じで、こういった短編が好みだ。翻訳はとても読みやすい。

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2020年09月16日

Posted by ブクログ

有名なあの本しか読んだことはなく、その時は、そうなのね、という感じで、特に肩入れするような感触ではなかった。その後、読む本とその後書きに引用されまくっていて、目に付くと同時に、クイズダービーの正解者のように、なんだか、理由のない評価の上昇があり、自分にとっては、すごい人=真面目=面白みないと、マイナス要素になる訳だが、この本は極めて読みやすく面白く、世の中の編集者っていうのは、こういういい本を読者に読ませるために存在してるはずなんではないのか、とか思ってね。昨日の朝、天気雨で濡れて、熱が出た、ごめん。

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2019年09月20日

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