あらすじ
大手不動産会社で専務に命じられ五十人の首を切ったあげく、自らも解雇された田中辰夫。四十九歳の失業者に再就職の道は厳しい。息子の雅人は就職したシステム会社にさっさと見切りをつけ、同級生の相棒とネットで起業をめざしていた。遊んでいるようにしか見えなかった息子も、世間の荒波と格闘していたのか。それを知った父も、大手にはできない新たな不動産サービスを見いだそうとしていた。父と子の再建物語。TBS日曜劇場「集団左遷!!」原作で話題の江波戸哲夫のリストラ再建小説!(『起業の砦』改題)
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Posted by ブクログ
不動産業で、活躍した父親。
しかし、不動産不況に陥り、リストラを担当する。
自分なりに、そのことを考えて、退職する。
自信を持っていたが、四十九歳という年齢は
なんともならない。再就職の壁はあつい。
一方で、息子も、ネットで起業をしようとする。
ZOZOタウンの寸法を測るアプリもあったが、
フィッティングルームを開発する。
ユニクロの柳井会長のような経営者が出てくる。
そして、そのアプリが、簡単に盗まれる。
息子は、懸命の努力をする。
そして、資金的に詰まった時に、父親に相談する。
親父と息子の起業物語。
二人は、互いの立場を 理解していく。