【感想・ネタバレ】「平成の天皇」論のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年08月01日

国民に対して、会釈をするにとどめた昭和天皇と
手を振り、対応する上皇陛下。

だ、である体を使い続けた昭和天皇と
です、ます体に変えた上皇陛下。

何となく世相というか時代というか、
それぞれのカラーが出てて
おもしろいなあと。

そして、やっぱり
平成に生まれて、育ってきた
私の感覚としては
上皇...続きを読む陛下のビリーフと通ずるものがあって
今後とも推していきたい気持ちでいっぱい。

おことばの中でも出てきてたけど、
自分の人生を「旅」って表現するところとか
式典の挨拶のたびに毎年、推敲して
表現変えたり、修飾語句増やしたりしてるところ、
言葉を大事にしてるのがすごい伝わってくるし、
控えめに言って推せる。

ほんわかしてる雰囲気とかも
あいまって、大和言葉が似合うなあって
ぼんやり思ってただけやったけど、
この本が多角的に言語化してくれてて
おもしろかった。

個人的には
「おことば」分析の章が
自分の専門とも重なってて好き。

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Posted by ブクログ 2020年10月12日

文字通り、平成の天皇論について。
天皇陛下の言動と、それを取り巻く政治的な動きについて。

右寄りと言われる安倍政権も、別に天皇に対して尊敬の念があるわけではなく、政治的に利用していること、また明仁天皇はそれと必死に対峙してたということがよくわかった。

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