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Posted by ブクログ
高校生のビブリオバトルで紹介されていた書籍です。
そのタイトルのキャッチ―さから手に取りました。
紹介者の言う通り、「下から目線」でありながらも毒のある数々の文章は、とても読みやすく魅力的でした。
「無職ではない(作家として収入はあるものの会社員として積雇用されているわけではない)」「既婚(「非リア」としては恋愛・結婚は忌避される)」など、いくつかのハンディを負っている筆者ですが、「非リア」としてのマインドを忘れずに世の中のさまざまな事柄を切って捨てていく様子は爽快です。
他者からの承認をいかに得るか、とうことに拘泥する(せざるをえない)社会の中で、どれだけ自分らしく(かつ「ラク」に)生きてゆくのか、筆者の文章を読むことで、ありのままの自分でよいのだ、とも感じることができます。
自らが「非リア(現在では「陰キャ」という言葉もありますが)」だと思っている人も、そうでない人も、どんな人でも楽しめる本だと思います。
Posted by ブクログ
コラム集。
3部構成。
1.非リアについて
非リアがいかに崇高で、リア充やソロ充よりもどれだけ優れているか、どうすれば非リア王になれるかを著者なりに綴っていた。
ほとんど暴論だが、それがまた面白い。
2.IT用語について
小難しいIT用語をどういう意味かを予想して思いを綴る。コラムの半分はIT用語と関係のない話。なんでもありかいッ
3.時事問題について
時事問題について著者なりの分析を交えて解説。
ここのコラムは意外とタメになった。
国の政策を何も考えずに受け入れていたが、もっとよく考えてみればその意図が分かってくる。
コラム集なるものを初めて読んだ。
著者のねじ曲がった(?)性格が存分に表れていて、楽しく読むことができた。
特に度々出てくる秀逸な例えや担当への憎悪は特に面白かった。
カレー沢さんの他の文章も読んでみたい。