【感想・ネタバレ】犬だつて散歩するのレビュー

あらすじ

犬だつて散歩する、いはんや人においてをや。広大な知性とユーモアの宇宙を駆けめぐる、ご存じ丸谷氏一流、読む散歩。イギリスの料理はうまくないという日本人の偏見は、漱石に責任がある。明治維新史の謎、高杉晋作の辞世を推測すると……。日本の武士の切腹は、中国式のホラを真に受けての風俗ではなかったか? などなど傑作エッセイ31篇を収録。あなたもどうぞ、面白くてタメになる、これぞエッセイの中のエッセイ!

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Posted by ブクログ

「コアラ」が白眉だね
 博学エッセー集。ただし、読者層は謎だ。
 阿部定について、またぞろ書いてゐて、ほんとうに丸谷ってひとは陰茎切り取り事件が好きなんだらうとなかば呆れた。そして相変らずの吉行淳之介である。

 白眉は珍獣エッセー「コアラ」だ。長篇『たった一人の反乱』のときに、ファッション雑誌のカメラマンとそのモデルのオーストラリア撮影に同行したとある。何を隠さう『たった一人の反乱』の主人公の妻は水商売の女なので、これは『たった一人の反乱』の取材旅行であり、丸谷の小説の女性観が水商売の女ばかりといふ傍證にもなるだが、いちばん面白いのはコアラのうんちくと丸谷の反応です。

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2025年03月30日

Posted by ブクログ

昭和60年(1985)の出版なので、ずいぶんと古い。まあ面白いんだけど、どうでもいいことが多いね。著者がコアラを抱きたかったなんてことや、アメリカのジョンソン大統領が電動ハミガキを人に贈るのが好きだったなんて(その理由もせこい)、はあそうですかてなもんです。それにしても、またまた阿部定の話題を書いているけど、よっぽど好きなんだねえ。吉田茂や吉田健一、ホームズも好きなようです。長大なポルノ漢詩を紹介しているけど、エロいことも大好き。

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2020年09月21日

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