あらすじ
作家になりたくて、でも、甘ったれの幸せな「夢見る夢子さん」のままじゃ作家には絶対なれないと思っていた10代。自分で自分の背中を蹴っ飛ばし、外の世界に触れ、文化人類学の道を志した20代。そして、その先に待ち受けていた「作家として生きつづける」という新たな登り坂……。壮大な物語世界を生んだ作家の道程が問いかける、「読むこと」「書くこと」「生きること」とは。
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Posted by ブクログ
なんてこと!
最後のブックリストをみていて、萩原規子さんとごっちゃにしていたことにようやく気付いた。
私、この人の本、読んだことないんじゃあ。
話題の上橋さんの「夢見る夢子ちゃん」になった背景と作家までの驚きの道のりが語られる。
おばあちゃんの語ってくれる昔話。
歴史、考古学への興味と文化人類学のフィールドワーク。
「その道を究めたら、どんな答えが待っているかもわからないまま、ただ、目の前の問いと一心に向き合い、学ぼうとする人間がいる。」こんな人に惹かれるというけれど、すでにあなたもですから!
子どもにもわかりやすく書かれているので、ぜひウチのチビちゃんにも読んでほしい。
「経験は大切です。でも、べつに、人とちがうことをたくさんしなければいけないということではなくて、むしろ、人と同じことをしていながら、そこに人とはちがうものを感じることのほうがたいせつだと思います。」