あらすじ
仕事か出産かで悩む女性にミチルが投げかけた"ある言葉"。仕事を選び出産を諦めて彼との別れを決意する女性だったが…。名作・『君の手がささやいている』の著者が描く助産院物語。
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匿名
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助産院を経営している満は29歳という年齢ながら聖母のような落ち着きと年齢に見合わないまるでおばあさんのような食の好みや生活スタイルをしている女性である。
そんな満のもとに一人の女性が来院した。
松井理恵という26歳の女性は会社勤めで最近仕事を任される機会が増えてきたことや、彼氏が妊娠を知ったら産むこといったくになりそうな雰囲気から周りに妊娠の事実を言えていないばかりか産みたいのかもわからない状態だった。
精神不安定の状態で満に当たってしまう理恵は雨に打たれて赤ちゃんがいなくなればいいのにと思ってしまうくらいに追い詰められていた。
しかしそれは生みたくないというより人生の邪魔をされているような気がしてしまうからで…。
予想した通りにいかない人生をどう生きるか考えさせられた。