【感想・ネタバレ】増加博士の事件簿のレビュー

あらすじ

半分に千切られたトランプ、血染めの五芒星、握られた釣り餌、口の中の割れた茶碗、鼻の穴に突っ込まれた指……凶悪事件現場に遺されたあまりに不可解なダイイング・メッセージ。その真相に巨漢の名探偵・増加博士と痩身の羽鳥警部のでこぼこコンビが挑む! 不可能犯罪、トリック、ユーモア、そしてウンチクがたっぷりと詰まった"頭脳刺激"系ミステリー誕生!

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Posted by ブクログ

本格ミステリのショートショート集と本書裏の紹介にも書いてあるけれど、本格ミステリを書く著者によるショートショートって感じがした。

本格ミステリを読もうと思って読むと違うのかな?
でも、ショートショート読もうと思って読めば面白い。

気軽に読めるショートショートです。

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2022年02月20日

Posted by ブクログ

二階堂黎人の連作ミステリ短篇集『増加博士の事件簿(英題:The Casebook of Dr.Zouka)』を読みました。
二階堂黎人の作品は初めて読みますね。

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半分に千切られたトランプ、血染めの五芒星、握られた釣り餌、口の中の割れた茶碗、鼻の穴に突っ込まれた指……凶悪事件現場に遺されたあまりに不可解なダイイング・メッセージ。
その真相に巨漢の名探偵・増加博士と痩身の羽鳥警部のでこぼこコンビが挑む! 
不可能犯罪、トリック、ユーモア、そしてウンチクがたっぷりと詰まった“頭脳刺激”系ミステリー誕生!
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パズル雑誌『ニコリ』に連載後、2012年(平成24年)に刊行された、デブ老人で2本の杖を突いて巨体を支えつつ歩き、アメリカの名探偵ギディオン・フェル博士を崇拝している名探偵・増加博士を主人公とした、増加博士シリーズの第2作です。

 ■ダイヤのJ
 ■狐火のマジック
 ■ドラキュラ殺人事件
 ■人工衛星の殺人
 ■死者の指先
 ■ペニー・ブラックの謎
 ■ある陶芸家の死
 ■北アルプスのアリバイ
 ■花の中の死体
 ■おクマさん殺し
 ■果物の名前
 ■カツラの秘密
 ■火炎の密室
 ■ゴカイと五階
 ■パソコンの中の暗号
 ■猟奇的殺人
 ■戸ランプ・マジック
 ■物質転送機
 ■“M・I”は誰だ?
 ■密室の中の死者
 ■嘘つき倶楽部
 ■嘘つきのアリバイ
 ■“増加博士の講演”から
 ■呪われたナイフ
 ■謎めいた記号
 ■ペンション殺人事件
 ■絞首台美女切断事件

関係者の眼前に展開する血腥い不可能犯罪に、巨漢の名探偵・増加博士が挑む、本格ミステリのショートショート集……ダイイング・メッセージやアリバイ・トリック、密室トリックなど王道の謎から、「人工衛星の殺人」や「物質転送機」といった不条理設定の事件まで、稀代のトリックメーカーによる27の掌編を収録。

どの作品も10ページ程度のボリュームなので短篇というよりは掌編という感じですね……羽鳥警部に相談された増加博士が次々と謎を解くという展開で、ダイイング・メッセージを中心にアリバイ・トリックや密室トリックを盛り込んだショート・ミステリでした、、、

パズル雑誌『ニコリ』に連載された作品ということもあり本格推理クイズのような形式でしたね……やや強引な展開の作品が多かった印象ですが、空き時間にさらっと読むのにはピッタリの作品集でしたね。

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2025年02月15日

Posted by ブクログ

推理小説の短編集って、「え!こんないいトリックを短編で使っていいんです??長編でも全然イケる内容をこんなに大盤振る舞いしてくれてありがとうございます〜〜」な作品も多いんですが。

断言します。

本作は全て短編じゃないとダメ。絶対。


ほぼ毎話、ズシン、ズシンという地響きと共に現れる巨漢の名探偵、増加博士が、次々と不可解なダイイングメッセージやアリバイ・密室の謎を解き明かす短編集です。

話によってはズシンズシンじゃなくドシンドシンになったりしたのが気になりました(どうでもいい)。

ギネス級の大長編を物した二階堂先生の、新しい極地…………ではないか…………。

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2022年02月04日

Posted by ブクログ

2018年121冊目。本格をショートショートでやるのはやはり厳しいのかなぁ、と思わざるを得ない。ダイイングメッセージものが多目だったけれど、短い中では別解潰しもままならず、こじつけに近い結論が目立つ。

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2018年10月21日

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