【感想・ネタバレ】ダーク・リバー 暴力犯係長 葛城みずきのレビュー

あらすじ

大阪・黒川署で暴力犯係長を務める葛城みずきが直面する警察組織の腐敗。現場から被害者の金を盗む検視官。遺言状を捏造し、巨額の遺産を奪い取ろうとする警官。引き取り手のいない変死体を利用した策謀。金銭欲と出世欲を満たすためだけに動く上級キャリア。だが葛城もまた同じ毒に蝕まれていく。上司、同僚、自分、みな悪辣。女刑事はどこまで堕ちるのか? 元マル暴刑事が現場体験をもとに容赦なく描く暗黒警察小説!

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Posted by ブクログ

二上剛『ダーク・リバー 暴力犯係長 葛城みずき』講談社文庫。

真っ黒に腐敗した警察組織を描いたピカレスク警察小説。腐敗の中心にいる主人公が女性警察官というのは珍しい。散りばめられたプロットは面白いが、文章表現力と結末がイマイチ。

主人公は大阪黒川署の暴力犯係長・葛城みずき。被害者の変死現場から金を盗む検視官、遺言状を捏造し、巨額の遺産を奪い取ろうとする警官、変死体の臓器売買を行う検視官……葛城みずきは有り得ない組織の腐敗を眼にし、自らも真っ黒に腐敗した泥の中に身を投じていく。

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2018年09月09日

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