【感想・ネタバレ】心理学者が教える 読ませる技術 聞かせる技術 心を動かす、わかりやすい表現のコツのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年03月20日

これが1000円!?ってくらいコスパが良い本。「自分の書く文章がわかりづらいなぁ、なぜだろう」「どうやったら興味をもって最後まで読んでもらえるだろう」。これらの疑問を一つずつ解決してくれる。

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Posted by ブクログ 2020年06月14日

この技術は中学生に教えていることでありますが、その技術を駆使して教師ができているかどうかということにもなりまして、大変参考になりました。

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Posted by ブクログ 2018年10月14日

心理学者が、心理学(+脳科学)の観点からどうすればわかりやすく、記憶に残るようなコミュニケーションができるかを書いた本。文章はわかりやすいとも言えないし、少し上から目線なところがあるが、コミュニケーションの上で大切なことも述べられており、勉強になりました。

新しい学び
・わかるということが、「長期...続きを読む記憶」と同化できたときに起こる
・人は分からないという不安定な状況を解消するために個々人のメンタルモデルを持っており、それに合ったコミュニケーションをとること
・事実・内容よりも表現方法が重要なことがある(アメリカの実験:内容がハチャメチャな面白おかしい講義のほうが評価が高い)

あと、外山滋比古さんが「日本はパラグラフ感覚がないから、大きな思想が生み出せない」ということを紹介していて納得。

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Posted by ブクログ 2018年07月27日

<目次>
認知表現学の基礎
第1章  わかる技術の基礎~人間の情報処理システム
第2章  表現の目的~自分を知る・心を開放する・伝える
第3章  表現する前に頭の中で起こっていること
第4章  さまざまな「わかり方」「わからせ方」
認知表現学の実践
第5章  気持ちを引き込む表現の工夫~「わかりたい...続きを読む」「わからせよう」と思わせる
第6章  相手の知識の世界に配慮する
第7章  「読みたい」「聞きたい」気持ちにさせる表現の技術

<内容>
昨年まで東京成徳大学学長だった心理学者の本。この本はもともと1988年出版の『こうすればわかりやすい表現になる』(福村出版)のリメイク本である。30年ぶりの復刊だが、古さは感じられない。むしろ今の世の中でわかりにくい表現がてんこ盛りの中、本の作りも語り口もわかりやすく、飲み込みやすいものである。30年間で認知表現学(心理学)も大幅に発展したと思われるが、基礎の部分はここに盛り込まれているのではないか?と思われる。

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Posted by ブクログ 2020年04月13日

知識として知っていることだけど,これを本にはできない。言われればそうだよなということばかり,背景知識としては持っているので表現や読解にどういかすかストラテジックに考えて実践することが大切。

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Posted by ブクログ 2020年01月19日

文章の書き方や、プレゼンの仕方の指南書。
それらの技術を伝授する本はたくさんあるが、認知心理学の立場から述べているところが、本書の特徴だろう。
つまり、わかるとはどういうことかを解き明かして、その状態をもたらすにはどうするか、という考え方をするのだ。

本書で「わかる」とは、外部から短期記憶に入った...続きを読む情報を、長期記憶にある既有知識と照合することだそうだ。
わかるには、いくつかの種類がある。
本書では、論理的に、行動的に、直感的にわかるというものと、確信をもってわかる、気持ちよくわかるというものが並置されている。
メカニズムについてもわかっていないものもあるらしく、くいう気持ちの悪い分け方になるのは仕方がないことかなあ。
自分にとって意味のあったのは、わかることには結構情意的なものも重要だということだった。
わかった感覚を持たせるのも大切だ、ということだ。

わかりたいという気持ちを喚起するには、適度なわからなさが必要。
そのためには相手の反応を見て、少し冗長な表現、専門用語をさけるなど、わかりやすい表現をするといいらしい。
しかし、ここで情緒に訴えることも有効だそうで、有名人とのつながり、面白いエピソード、身だしなみやジェスチャーを利用するなども手だし、あえて専門用語をちりばめてすごそうな雰囲気を見せることもあり、だという。

表現には相手のバックグラウンドに配慮するのが大事とはよく聞くことで、本書でもそれがとりあげられている。
その際、メンタルモデル(頭の中にあるその人の世界)によって説明していく。
で、それが大切なことは、本書以前に誰しもいうことで、このモデルを持ち込んで何か新しい知見や、整理の仕方ができたかというと、残念ながらそうでもない。
結局、比喩、図などイメージの活用、全体像を最初に伝える、今どの段階にいるのかを伝える、区切りごとにまとめをする…と挙げられていく。
経験的に知られていたこと、まあ、経験則が正しかったということなのかなあ。

あと、「自然な文」(p105)、「題目語を冒頭に」しているためわかりやすい文(p182)の例文が、ちょっとどうかな?と思わせてしまうのも残念。

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Posted by ブクログ 2019年02月25日

無邪気に「わからなかった」とか言っちゃいけない本。自分のレベルが達していないだけ、と自白するようなもの(かも)。
認知心理学の視点で「わかる」とは何かを初歩から解説しているのは丁寧だけどまだるっこしいと感じる面もある。
「メタ認知」という概念は、いろいろ解明されていないらしいけど面白いですね。

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Posted by ブクログ 2019年02月08日

どうすればよいのかをポンッと提示している
よくあるハウトゥー本とは違った。

認知心理学に基づき
なぜそうすべきなのかを解説している。

新鮮なアプローチだがよい表現者になるには
理論、実践、評価を繰り返すことだと
定説に落ち着いている。

実生活に即した例が少なく
実践するには自身で消化することが...続きを読む必要。

ただ、言われたことをやるのは抵抗がある
自分で考え、納得してことを進めたいタイプにおススメ。

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