あらすじ
平々凡々なサラリーマン・藤ノ木の秘かな楽しみは、小学生のとき同級生だった男・赤岩から不定期にかかってくる電話だ。もう20年も会っておらず、今はどこで何をしているのかも分からない。この電話だけで繋がった奇妙な友情は、いつしかとんでもない方向へ転がっていき――。『ガイコツ書店員 本田さん』の本田氏が贈る、男2人の物語!ラストシーンに大きな反響・感動を呼んだ読み切り傑作を電子書籍化。おまけ漫画も収録!
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短編なのに、短編だから
すごい良かったです。60ページくらいなのに、二人の人柄と関係がすごくよくわかって、読後感が長編読んだ後みたいでした。事細かな描写がなくても伝わるものは伝わるんだよなあ。
同じ作者さんのガイコツ書店員~はエッセイなので、また創作描いて欲しいなあと思いました。色んなもの描ける方なのかもしれないと思えました。
なにこれ?面白いんだけど!!
初めて読む作家さんです。
高評価と値引きに惹かれ購入したのですが、買って良かったの一言に尽きる(ガイコツの漫画の存在は知っていたけれど読んだことはない)。
試読で既に引き込まれていた。
一方的にかかってくる電話だけで繋がる関係の興味深さに、そして二人の社会的な立場や心情などのト書き説明のなさゆえに、続きが気になってページが進みまくり、あっという間に読了。
長い作品ではないのに、この満足感は何⁉
これはやられた....他の作品も読むことになりそうです。
思わず良い作品に出会えた
本田さんの「ほしとんで」が好きなので、他の作品も読みたくなって購入しました。
男性2人の友情を描いた短編ですが、
まるで1つの映画を見終わったかのような満足感がありました。
テンポが良く、2人の掛け合いの台詞のチョイスがすごく好きです。
この本を読んで、全然会ってない気の合う友人を思い出しました。
心が温かくなる作品でした。