【感想・ネタバレ】新装版 金剛番長(6)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

[新装版]金剛番長、完結ッッ
やっぱり、良い漫画ですねぇ、この『金剛番長』は
漢としての筋の通し方が、濃厚に描かれており、学ぶ点が非常に多いです
『七つの大罪』が今、王道のど真ん中を歩いているのは、この『金剛番長』が新世界への扉を圧倒的なパワーで開いたからなんだな、と納得しちゃいました
男と生まれたからには、こう生きたい、と思わせるだけの凄味が、戦闘シーンや仲間との絆が深まる展開で表現されていて、鈴木先生の信念を感じます
どの巻も、最高ですが、個人的には、やっぱり、この(6)が好きですね
最も推しのキャラである、卑怯番長が表紙を飾っているのが、実に嬉しいです
卑怯番長は、容姿と信念の通し方、また、戦闘スタイルが、私好みなんですよね
勝つ為、守る為なら、手段は択ばず、何でもやるってスタンスは痺れます
失う物がないからこその強さではなく、守りたいものが多いからこそ、とことん卑怯に徹し、ダーティに勝つ。確かな美徳が、卑怯番長にはあります
最初は反目し合っていた居合番長と篤い友情を育んだり、厳しい戦いを共に生き抜いた事でサソリ番長と恋仲になったりする点も良いですよね
もちろん、居合番長vs憲兵番長の同門対決や、王狼番長らの猛攻、そして、金剛番長こと洸vs日本番長こと猛の、史上最大の兄弟喧嘩にも、手に汗を握りました
実力がなければ、ギャグにすらなりかねない、巨大化した兄弟のバトルは、ただただ、熱かったです
相手への憎しみを越え、仲間と一緒に笑える明日を守るためだけに、兄の強さだけでなく、自分の限界すら突破した洸は、マヂモンの漢の鑑
読み方は、人それぞれだと思いますが、私は全6巻を手に入れてから、一冊ずつ休みの日に読んでいました
一気読みしても良いのですが、あえて、じっくりと楽しみたかったので
ちなみに、『[文庫版]からくりサーカス』は、全巻を一気読みするつもりでいます
『からくりサーカス』は現在、[完全版]も発売され始めたので、こちらは出たら、すぐに読もうか、それとも、一気に読もうか、と迷っています
まぁ、他の漫画読みの方が、『[完全版]からくりサーカス』の感想を書き始めたら、我慢なんか一気に吹き飛んで読んじゃう気がしますけど
鈴木先生が多忙なのは承知なんですけど、あえて残念だな、と思ったトコを言っていいのなら、後日談が書き下ろされていたら、凄い嬉しかったです
なので、『[完全版]金剛番長』を勝手に楽しみにさせてもらっています
どんな内容を読みたいかっつーと、やっぱり、各キャラの恋愛模様ですね
帰ってきた金剛番長と陽菜子の関係がどうなったのか、居合番長はどのようにして道化番長・夜子に想いを伝えたのか、サソリ番長はいつ、卑怯番長と秋山秋山さんが同一人物であると知ったのか、が気になります
この台詞を引用に選んだのは、金剛番長だけでなく、鈴木央って漫画家かつ人間の強さが見えたので
過去を背負い、現在を生きる者だからこそ、未来に希望を持てるんじゃないだろうか
考え方は人それぞれだろうけど、失う事を恐れない者の強さは何だか寂しいし、守る者を持たない人間の強さはどこか虚しい
大切な人が笑顔でいる未来を守りたい、と願える人間の方が、私としては好感が持てる
鈴木先生の作品の主人公に負けないよう、私も自作の主人公は、明日の為に戦える、カッコいい男にしていきたいです

0
2018年10月01日

「少年マンガ」ランキング