【感想・ネタバレ】ウロボロスの純正音律(下)のレビュー

あらすじ

長編マンガの描き下ろしの依頼を受けた竹本は、"玲瓏館"の一室を借りて作業を開始した。怪しげな使用人たち。アシスタント陣。そして館に集まった錚々たるミステリ作家・評論家・編集者たちの面前で、突然『モルグ街の殺人』見立ての殺人事件発生!一同は早速推理合戦を開始するが、真相に辿り着けないまま、第二の見立て殺人が起こってしまう。彼らは果たして犯人をつきとめ新たな凶行を阻止できるのか。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
『基礎論』読んで『虚無への供物』を読みたくなり、『純正音律』を読んだら『黒死館殺人事件』を読みたくなる…

ミステリ作家たちの推理合戦を読んでると、『虚無への供物』を直前に読んだ気持ちが蘇り、最後とんでもないしっぺ返しを喰らうのではとドキドキしたら、オチがあれで「えええええー?!」となった。
えっ…いやしかし名作へのオマージュ的なシリーズ話でもあると考えればアリなのか????

でもとにかく面白いのは面白い。詰碁のところはさっぱりすぎてほとんど読み飛ばしてしまったけど、音律や暦についてのところは興味深かった。世代的に囲碁の小説漫画といえば『ヒカルの碁』だけど、全然ルールわかんないままだなぁ…

あとがき読んで『天啓の器』読んでみたくなったけど、どうかなあ、

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2020年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!
下巻はいろんな謎がどんどん解けていくので先が気になって一気に読めた。

登場人物もみんな個性があってそれだけでも楽しいし、事件や推理合戦ももちろん面白かった。
事件自体の謎は細かい疑問ポイントを覚えて繋ぎあわせながら読んでいけばもしかしてこういうことかも、とはわかるけど暗号だったり謎の地下迷宮だったりワクワクするポイントが多くて惹きつけられる。
囲碁や暦の薀蓄?謎?は私にはなかなかぴんとこなくてあまりちゃんと理解できないまま進んじゃったけど…。
それと黒死館読んでる人はもっと楽しめるかも。

作者のあとがきや喜国さんの解説?というかあとがき?(むしろ作品の一部って感じすらある)も面白くて、最後の最後まで楽しめた。
喜国さんのはラスト結構ゾッとしました。

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2018年07月06日

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