あらすじ
救命救急医･篠川と、高級レストランのオーナー･賀来は恋人兼同居人。お互いの仕事には口を出さない主義だが、賀来が新規店舗の準備で多忙になり、すれ違いが続いていた。しかし、久しぶりに自宅で夕食を共にした夜、賀来が倒れてしまう。動揺しつつ救急車を呼ぶ篠川だが、搬送先は自身が勤務する病院だった。同居人のことを『相方』としか告げていなかった篠川は、ふたりの関係を隠しきれないと覚悟するが……。
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テキパキ！
お仕事熱心な大人のお話。常に常にお仕事第一です。今回、相方が倒れてしまったことでバランスが崩れてしまいます。仕事場にプライベートが持ち込まれてしまいます。しかし、救急救命の拠点の一つ、ドクターヘリまである現場ですから、いちドクターのプライベートなど大した問題になりません。せいぜい休憩時間などに視線が集まる程度でしょう。本人は針の筵と言いますが、病院における医師の立場の強さを考えると、ほんの小波。ピラミッド構造ですから。
職場の人間と大きく衝突することもなく、(小さなことはありますが)仕事が立ち行かなくなるほどのトラブルもなく、大人な雰囲気です。
静かながら、確実に愛情は育っています。
シリーズものですが独立していますので、この一冊でも楽しめます。私もこのシリーズを読んだのは随分前なので内容はすっかり忘れていましたが何の問題もなく楽しませていただきました。
