あらすじ
数多の武芸者が”最強”を求め命を懸けた伝説の武芸仕合『海原大仕合』から2年。『海原大仕合』で天下無双と謳われた千石伊織の元に徳川幕府より、戦いへの誘いが届く。敵は幕府が”最強”を決めるため選んだ武芸者たち、その名は”幕下百剣”。伊織に付き従うのは、剣に魅せられた一ノ瀬家の娘・蘭。いずれも一騎当千の強者たちを相手に、千石伊織の新たな戦いが幕を開ける!!
力、技量、発想、戦術。全てにおいて伊勢羅門が勝ると感じた我間。しかしまだできることはある。それは…黒鉄陣介が最後に残した『大亀流五剣ノ極”天地ノ型”』!
天下最強をこの最終奥義に賭ける!!
感情タグBEST3
敵に脳筋しかいないのがダメ
前シリーズ含め、全巻購入して読んでますが劣化し続けています。劣化し続けている原因、それは「敵キャラが脳筋しかいない」点です。遺伝子操作でさいきょうキャラを作る・・・はまぁいいとして、良くないのは将軍、すなわち統治者にまでやっちゃったことですね。
個人の強さだけで日本全国統治するって物理的に無理なのわかってるのに、将軍までやっちゃってるんすよ。すげぇ優秀な老中団とか登場してればいいんですがそんなヤツらもなく、でてくるヤツらがどいつもこいつも脳筋ばかり。下克上狙ってる伊勢羅門も脳筋だし、「お前ら統治するってどういうことかわかってんの?武力だけじゃ絶対無理だべ」となっちゃうんですね。
もしも世紀末とか戦国時代みたいな世界観だったら、この設定でもギリギリ説得力あります。でも天下泰平の世で武術大会って舞台設定じゃないすか。やってること矛盾してるんですよ。すでに支配してる立場で国家レベルの仮想敵も特に無いのに、遺伝子組み換えソルジャーみたいなの出産から成人まで長年量産してるし、意味わかんねーんすよ。これがどんだけ無駄なことか、わかります?国家がやることじゃないんですよ。それがわかんないくらい敵キャラが頭悪いのしかいない。
だから出てくる敵キャラみーんな脳筋になってて、しかもまともな統治できそうにないキャラしかいないから、すげぇシラケるんです。将軍になるか、下克上→国家転覆がゴールみたいなキャラしかいなくて、そのあとどうするってビジョンが無いキャラしかいないわけ。要するにキャラが薄っぺらいヤツしかいないのよ。だからこの作品がつまらない。