あらすじ
ある日、つぐみの家に、迷い込んできた子猫は、病気で目が見えなくなっていました。つぐみに、どろっぷと名付けられたその子猫は、命の危機もある大手術をのりこえ、つぐみの家の猫になりました。どろっぷに寄り添い、家の様子を教えたのは、おじいちゃん猫のメイでした。3匹の猫とかかわりながらたくましく生きるどろっぷの姿と、4年生になったつぐみの成長を実話をもとに描きます。
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Posted by ブクログ
もうすぐ四年のつぐみは、恥ずかしがり屋で、自分の意見を言うのが苦手な女の子。
そんなつぐみの家に迷い込んできた子猫。なんだか様子がおかしい。どうやら目が見えないみたい。
家にはすでに3匹の猫がいるし、母子家庭だし、お母さんには新しい猫は飼えないと言われてしまう。
けれど、迷い猫は目が潰れていて、獣医のゆうなぎ先生には、両目を取り出せば命は助かるか、そうでないかは五分五分と言われてしまう。安楽死という選択もある。
けれど、いつもは意見を言わないつぐみが、「子猫を助けたあげて。自分の誕生日やクリスマスにプレゼントは要らないから」と言う。
大阪の帝塚山学院の中高学校で司書をしている中井裕美子さんの飼っているネコがモデルのお話。