【感想・ネタバレ】金のひつじ（３）のレビュー

尾崎かおり

国内外で大絶賛された『神様がうそをつく。』の尾崎かおり最新作!閉塞した田舎町に生きる高2の男女4人組…継(つぐ)、空、優心、朝里。4人は、小学校の頃タイムカプセルを埋めた親友同士。だがその絆には、いつしかヒビが入っていた…。どこにも行けない、何者にもなれない。はがゆくて痛い青春の日々は、どこへ向かうのか。4人それぞれの再生と明日を描き切る最終巻!

[匿名 · ★★★★★]

思っていた以上に素敵だった

[匿名 · ★★★★★]

この作家さんは天才だと思う。３巻で４人の関係の破綻から再生まで綺麗にまとめてしまうのだもの。よくあのどん底状態からここまで気持ちのいいラストに持っていけたと思う。４人の未来に幸あれ！
短編のラブレターも印象的なストーリー。こんな都合のいい話はないけど、、でも赤ちゃんの魂の健気さに涙がでた。

[ブクログ · ★★★★☆]

尾崎さんのエグミはちょうど良く染みるので好き。いじめは山田詠美さんの風葬の教室を思い出したな。
短編「ラブレター」…これはなんと言えば良いか…。世間の評価がどうであれ、子供はその小さな体いっぱいに親への愛情しかないんだよな。そして実際の事件があるんだものなぁ…。そんな母親の救済としてではなく、戒めとして、このような物語を読んでほしいと思う。勿論これから母親になる人も。